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「何かしら起こる」湘南はMF古林の土壇場同点弾でC組首位キープ

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湘南の古林将太は2シーズンぶりのゴールとなった

[4.21 ルヴァン杯グループC第3節 柏1-1湘南 三協F柏]

 土壇場で敗戦を引き分けに持ち込んだ。柏レイソルに1点のリードを許していた湘南ベルマーレは、後半45分にこぼれ球をつめたのはMF古林将太だった。途中出場でリズムをつくっていたFW根本凌がDFを背負いながらもシュートを放つと、GKにセーブされてしまったがこぼれ球に誰よりも早くボールにさわった。

「FWがいい形で流れていた。そこにつめれば何かしら起こると思ってフラフラしていたら、いいところにこぼれてきた」。WBのポジションから最前線まで駆け上がった末の同点弾だ。

 湘南は前半28分に「セカンド(ボール)をひろわれてCKになって、CKをしのいだ後にミスが出て失点」(浮嶋敏監督)。攻撃でも「前半は動かないでボールを受けようとして潰されていることが多かった」と指揮官が指摘するように、柏のDF陣にパスカットされる場面が少なくなかった。

 後半に入ってもペースは変わらなかったが、後半15分に2トップをFW根本凌とFW町野修斗に替えて、さらに飲水タイム明けにMF平松昇とMF原直生を入れたところから、立て続けにシュートをまで持ち込み、流れが変化。柏を押し込むもゴールを割れなかった中で、古林の2019年8月17日のJ1第23節・鳥栖戦以来2年ぶりとなるゴールが飛び出した。

「引き分け以上」(古林)と位置づけていたグループ2位・柏との一戦。負ければ柏と順位が入れ替わる状況下で、最低限の勝ち点1を持ち帰った。湘南は第3節終了時点で、勝ち点5の首位をキープしている。

 これでチームは、公式戦7試合負けなし(2勝5分)に。17日のリーグ戦から11人を入れ替えて臨んだが、「Jリーグで出ていない選手が多かったですけど、ベルマーレらしさは出せた」と古林は手応え。湘南の次戦は、25日、敵地でのリーグ清水戦に臨む。

(取材・文 奥山典幸)
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