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コンテ、欧州SLに言及しUEFAを痛烈批判「チームや選手はレモンのように搾り取られている」

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 インテル指揮官アントニオ・コンテが、スペツィア戦後に試合を振り返った。その中で欧州スーパーリーグ(SL)についても言及している。

 現地時間21日、セリエA第32節スペツィアvsインテルは1-1のドローに終わった。1ポイントを手にして勝ち点を76に伸ばしたインテル。2位ミランが同じ節で敗れたため、2位との勝ち点差は10に広がった。

 コンテは『Sky Sport』に対して「終盤戦のフィニッシュラインが近づくとともに、プレッシャーも強まってきた」と述べ、優勝が決まるタイミングまで気が抜けないと説いている。

「多くの選手は、スクデットの経験がない。重要な栄誉を勝ち取るために戦っているわけだし、プレッシャーは必然的に発生するものだ。もちろん勝つに越したことはなかったが、このステップも無駄ではないし、引き分けでも十分な内容だった」

 一方でコンテに対して、欧州SLの質問が寄せられる状況に。批判集中により実現化は困難と見る向きもあるが、コンテは次のような見解を示した。

「欧州SLについては多くの意見が出ることは当然だろう。もちろん、伝統を決して忘れてはいけない。ただ、すべてのスポーツに当てはまる要素として、情熱と実力主義という見方もある。勝つために多くのチームは努力しているんだ。そのための対価を手にすることも非常に重要だと私は思うね」

「もちろんUEFA(欧州サッカー連盟)についてもすべてが正しいとは思わない。多くのチームに数多くのゲームを消費させ、代表チームにも参加させる。各チームや選手たちはレモンのように搾り取られているんだ。フットボールを統括する組織は、より適切な対応をすべき」

 コンテは「彼ら(UEFA)は何も投資せず、チームは選手や指導者に多くの投資を行う。10の権利を手にしたとして、チーム側に3だけ渡すような配分は正しくないだろう。その比率は見直されるべきだ」と続け、UEFAの運営方法に疑問を呈している。
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