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[MOM3428]静岡学園FW神田奏真(1年)_憧れの2人超えへ、ルーキー開幕戦でハット!

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静岡学園高FW神田奏真は開幕戦で3得点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.24 関東 Rookie League Aリーグ第1節 静岡学園高 4-0 前橋商高 時之栖うさぎ島4]

 連覇を狙う関東 Rookie League Aリーグ開幕戦でいきなり、3発。静岡学園高のFW神田奏真(1年=東淀川FC出身)が抜群の得点力を示した。

 自身の特長について「キープとシュート、あと空中戦です」と語る神田は前半からシュートを連発。鋭い抜け出しやターンでPAの守りを打開し、シュートへ持ち込んでいた。前半は「自分自身、全然納得がいかなくて、全然役に立てないなと思っていた」というように悔しい無得点。それでも、後半の苦しい時間帯でチームにゴールをもたらした。

 1-0の後半22分、MF眞井礁伍の右CKを合わせて1点目。さらに26分にもMF野中大誠の右FKをファーで合わせて2点目を奪う。そして43分には、「流れの中で崩して行って、最後自分で打開してシュートまで行けて、シュートはあまり良くなかったけれど決まったので良かったです」という一撃をねじ込んでハットトリックを達成した。

 目標の選手たちに追いつき、追い越すための高校生活最初の大一番で残した結果。神田は「後半は1点獲ってから良い流れになって、みんなのお陰で点を獲れたと思っています」と素直に喜んでいた。

 兄・FW神田拓海は履正社高(大阪)のエースストライカーとして活躍。選手権大阪府予選では4試合連続ゴールを記録し、チームを全国へ導いている。全国大会は怪我で悔しい結果に終わっているものの、神田にとって「憧れです」という存在だ。

 もうひとり、憧れの存在に挙げるのが、1学年年上のU-17日本代表候補FW福田師王(神村学園高2年)だ。「キープとか何でもできて、ステータスが全部自分よりも上で憧れています」。兄と別の道へ進んだ神田は兄や福田以上のストライカーとなり、プロで活躍できるように静岡学園で技術を磨き、結果を残し続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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