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[関東Rookie League]日大藤沢が西武台に4-1で快勝。代表候補入りした先輩やライバル刺激に上へ

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先制点を決めた日大藤沢高FWFW山上大智(右)と西武台高CB永山泰希がマッチアップ

[4.24 関東 Rookie League Aリーグ第1節 日大藤沢高 4-1 西武台高 時之栖うさぎ島1]

 関東・静岡の強豪校の1年生が90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2021関東 Rookie League」Aリーグ第1節が24日に行われ、4年ぶりの優勝を狙う日大藤沢高(神奈川)が西武台高(埼玉)に4-1で快勝した。

 日大藤沢は前半3分、「絶対的な存在、チームを救うような選手になりたい。得点力とか大事なところで点を決め切るところとか、メンタルのところでは誰にも負けない」というFW山上大智が相手のミスを逃さずに先制点。その後もMF荻原大地らが慌てずに相手を動かし、小さなスペースへボールを運びながら前進。そして左SB尾野優日やMF会津恒毅の推進力もアクセントに攻撃を続けていく。

 山上の決定的なシュートがクロスバーを叩くなどなかなか2点目を奪えなかったが、後半5分にMF岡田生都が自ら獲得したPKを決めて2-0。その2分後にも会津のアシストから岡田が決めて突き放す。

 そして、13分にはMF藤代哲成のアシストからMF安場壮志朗が4点目のゴール。一方の西武台はムキになって攻めて失うようなシーンが続いていたが、後半は状況に応じて複数の選手が係わる攻撃を見せていた。

 23分にはMF西村航がクロスのこぼれ球を左足ダイレクトで叩いて追撃ゴール。最終ラインで180cmCB永山泰希が存在感を放っていたほか、攻撃面では1ボランチのMF武笠修也や推進力のあるFW岡響己、10番MF治部田元太中心に力があるところも見せた。
 
 だが、試合はメンバーを入れ替えながら質の高い戦いを続けた日大藤沢が4-1で快勝。昨年のRookie Leagueで活躍し、今年はU-17日本代表候補入りしている先輩CBアッパ勇輝(2年)の存在は後輩たちの刺激になっているようだ。

 横浜FMジュニアユース出身の山上は「(先輩の代表候補入りは)刺激にもなりますし、(多くの人が見に来てくれるので)自分もアピールできたら良い」と語り、「(Rookie Leagueの目標は)まずはチームで優勝することですし、自分が得点王というのも狙っていますし、(同世代でU-17日本代表候補の)FW貴田遼河(名古屋U-18)は小学校の時にちょっと話したことがあるんですけれども負けたくない」。山上も指摘していたが、より上へ行くためにはパスワークの質も、決定力もより高めることが必要。先輩やそれぞれにとってのライバルに負けないように成長を続け、目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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