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ベンゲル氏、欧州スーパーリーグは「100%プレミアリーグを潰そうとした」

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アーセン・ベンゲル氏が欧州スーパーリーグについて見解を述べる

 元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏は、“誰もがプレミアリーグを潰すことを夢見ている”と主張した。

 18日に発表されたヨーロッパ12のビッグクラブが参戦する欧州スーパーリーグの創設。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)、さらに選手や指揮官、ファンからの反発を受け、48時間も経たないうちに大半のクラブが参戦の意向を撤回した。

 当初からこのプロジェクトに懐疑的な考えを示していたFIFAの国際開発部門の役職に就くベンゲル氏は、イギリス『テレグラフ』に対して「まさに死産のようだ。初めからこれが機能するとは考えていなかった」と話し、スーパーリーグはプレミアリーグ壊滅に向けての陰謀だったと主張した。

「何よりも驚いたのがイングランド勢の動きだ。ヨーロッパでは誰もがプレミアリーグを潰すことを夢見ている。イングランドでは、自らの首を絞めている。この背景の合理性を理解できない。なぜならイングランドはブレジットに動いたにもかかわらず、今度はスーパーリーグを誘致しようとしている。イングランドには最も強いリーグがあり、スーパーリーグは100%間違いなくプレミアリーグを潰そうとした」

 また、欧州スーパーリーグへの参戦を決めたクラブ首脳陣の考えに反対する姿勢を多くの選手たちが見せたことについてもベンゲル氏は言及した。

「この件に関して、選手たちが見せた責任感は称賛に値する。大きな変化を示した。今シーズンの始まりから、イングランドでは選手たちが政治的影響力の一部を担っている姿を見ることができている。このような変化にとても満足している」

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