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思い入れのあるフクアリで…相模原DF白井達也、決勝点はJ2初ゴールでバースデー弾に!!

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決勝点を奪ったSC相模原DF白井達也(左)

[4.25 J1リーグ第10節 千葉 0-1 相模原 フクアリ]

 喜びは二重、三重となっただろう。SC相模原に6試合ぶりの勝ち点3をもたらしたのはDF白井達也だった。

 序盤から千葉にボールこそ保持されたものの、集中力を高く保った守備で得点を許さずに試合を進めると、後半7分に先制点を叩き込む。MF舩木翔が放り込んだロングスローに対し、DF梅井大輝がニアサイドに飛び込むと、ボールは千葉の選手に当たってゴール前が混戦に。FWホムロ、MF和田昌士が立て続けに放ったシュートはともにGK新井章太に阻まれたが、DF鎌田次郎が泥臭くつないだボールに白井が反応した。

「いつもニアでウメくん(梅井)が競り勝ってくれるので、常に準備をしていた。こぼれてくるかなくらいの気持ちだったけど、良いポジションを取り続けていて良かった」。右足から放たれたシュートはネットを揺らし、値千金の先制点が生まれる。

 歓喜を爆発させた。貴重な先制点、そして、自身にとってJ2初ゴール、さらに、この日は24歳の誕生日だ。市立船橋高出身の白井にとって、フクアリは「思い入れのある場所」でもあり、思い出深いゴールになったことだろう。

 だが、何よりも嬉しかったことは、チームが6試合ぶりに白星を獲得したこと。1点を先行した後は千葉に押し込まれる時間帯が続いたが、本職の守備でも最後まで体を張り続けて1-0の完封勝利に大きく貢献。「バースデーというのは関係なく、点を取れたのは嬉しい。けど、チームが連敗していたので、まずは勝てたことが一番嬉しいです」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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