[4.25 J1リーグ第10節 千葉 0-1 相模原 フクアリ]

　ホームで昇格組に完封負けを喫した。ジェフユナイテッド千葉を率いる尹晶煥監督は「こういう結果になり申し訳ない」と悔しさを滲ませた。

　ここ数試合の調子は上向きだった。3試合無失点と守備は整備され、2勝1分と結果もついてきた。そして、この日は今季未勝利のホーム・フクアリに相模原を迎えた。

　序盤からボールを保持して試合を進めた。しかし、きっちりと対応してくる相模原を相手に、なかなか効果的な攻撃を仕掛けられない。「攻撃にかける人数は多かったが、相手の危険地帯に入ったところのプレーで細かい部分ができなかった」。得点を奪えずに試合が進むと、後半7分に先制点を献上してしまう。

　後半17分には185センチのFWブワニカ啓太を投入し、190センチのFW櫻川ソロモンと長身の2トップを形成。ロングボールを多用するだけでなく、ブワニカのロングスローで幾度となくゴールに迫った。だが、最後まで相模原ゴールをこじ開けることはできなかった。

　0-1の完封負けで4試合ぶりの黒星。今季、フクアリでは5戦2分3敗と結果を残せていないことで、「毎回、たくさんの応援をして頂いているのにかかわらず申し訳ない」と声を落とす。だが、下を向いているわけにはいかない。「今日の試合にしっかり勝ち、締めて次の3連戦に向かいたかった。また3連戦が始まるので、しっかり修正して準備していきたい」と次戦に向けて視線を移した。

(取材・文　折戸岳彦)

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