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ラ・リーガで珍事…主審が終了時間をミス、着替え中の選手を呼び戻して試合再開

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試合終了後に再開する珍事発生

 25日のラ・リーガ第32節、セビージャグラナダで珍事。主審が試合時間を測り間違え、予定より1分早く試合を終了させた。仏『RMCスポーツ』が伝えている。

 セビージャは前半16分にMFイバン・ラキティッチが、後半8分にルーカス・オカンポスが得点。しかしグラナダも後半45分に得点を奪い、残り時間少ない中で追い上げムードになる。後半アディショナルタイムは4分。グラナダは攻勢を増した。

 すると、後半アディショナルタイムが3分過ぎたところで、リカルド主審は試合終了の笛を吹いた。グラナダの選手たちは1分早いホイッスルに虚を突かれて抗議。勝利したセビージャのフレン・ロペテギ監督も相手指揮官への握手に進む足を止め、不審な表情を浮かべた。

 だが、リカルド主審はグラナダ側の抗議を認めず、選手たちをロッカールームに向かわせる。勝利したセビージャの選手たちはいち早くユニフォームから着替え始めていた。すると審判団が集結し、改めて確認。試合終了が1分早かったことが認められ、引き上げた選手たちが再び呼び寄せられた。その中にはすでにユニフォームや靴下を脱いでいた選手も。苦い表情を浮かべ、しぶしぶピッチへと戻っていった。

 最初の終了から約8分後に試合は“前代未聞”の再開へ。ドロップボールで1分間の戦いが始まるとセビージャはゆっくり時間稼ぎ。1分後には2度目のホイッスルが静かに鳴り響いた。勝利したセビージャのオカンポスは試合後、「こんなことが起きたのは初めてだよ」と面白がりながら語っている。

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