beacon

[MOM3433]矢板中央MF滝歩夢(1年)_矢板SC出身のSHが先制弾 !

このエントリーをはてなブックマークに追加

矢板中央高MF滝歩夢は先制点をマーク

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.24 関東 Rookie League Aリーグ第1節 桐光学園高 1-2 矢板中央高 時之栖うさぎ島2]

 育成組織である矢板SC出身のサイドアタッカーが、矢板中央高(栃木)の先制点を叩き出した。前半35分、矢板中央は同サイドから攻めるという狙い通りに相手の左サイドを突き、左SB 小関大翔がラストパス。これを「マイナス(のスペース)が空いていたので、そこに入り込んだら来て、あとは決めるだけでした」という右SH滝歩夢(1年)がゴールを破った。

 この日、滝は「そんなに走れていなかった」と振り返る。それでも、SBを務めていた矢板SC時代から高い得点力を備えていたというSHが、その力でチームに歓喜をもたらし、「ルーキー最初の試合だったので」と喜んだ。

 全国で活躍する矢板中央の強さに憧れ、中学進学時から矢板SCへ。矢板中央1年生チームの指揮を執る川島諒太コーチには、中学1年時から指導を受け続けている。中学1年時から積み重ねてきた技術力や組織的な動きが徐々に表現できるように。そして、「(矢板)中央の先輩は守備が一人ひとり強いじゃないですか。そういう人たちのように個人で負けないこと」という滝は、矢板中央の先輩たちのように守備の強い選手、個で負けない選手を目指していく。

 矢板SC出身で、現在は矢板中央のエース格となっているFW星景虎(3年)のような成長を遂げるか。今年の目標について滝は、「チーム全体では(Rookie League)全勝優勝で全国に行く。個人では絶対に負けない」とコメント。競争の中で強さを身につけ、特長である空中戦の強さやクロスの精度、そして決定力を発揮して勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●2021 関東Rookie League特集ページ

TOP