beacon

地元平塚で躍動、流経大FW西田成貴が大学Lデビュー戦ゴール「得点王を狙いたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW西田成貴(3年=平塚学園高)がデビュー戦で大学L初ゴールを決めた

[4.25 関東大学L1部第3節 桐蔭横浜大2-4流通経済大 レモンS]

 地元平塚での大学リーグデビュー戦。運命に導かれたかのように先発に抜擢されたFW西田成貴(3年=平塚学園高)が躍動した。

 まずは前半15分、MF菊地泰智(4年=流通経済大柏高)のグラウンダーパスで前を向くと、左足で落ち着いてゴールネットに突き刺し、先制点を奪う。

 さらに前半41分の胸トラップから反転して右足を振り抜いたシュートはGK早坂勇希(4年=川崎U-18)の好セーブに阻まれたが、1-1で迎えた後半25分、右サイドでボールを持った西田は、素早くグラウンダーで入れたボールでオウンゴールによる勝ち越し点を誘発。2ゴールを演出するハイパフォーマンスで、流通経済大に今季初勝利を呼び込んだ。

「初出場で最初は緊張していたけど、周りの先輩が支えてくれて、いいプレーができました。大学に入ってから1部で出ることが目標でずっとやってきました。結果も残せたので、続けられるようにしていきたいです」

 中学時代は湘南ベルマーレジュニアユースに所属。平塚学園高進学後もレモンガススタジアム平塚でプレーする機会があったが、これまでゴールを決めたことがなかった。逆に高校3年生の時の選手権予選では準々決勝で敗れ、涙を飲んだ場所にもなっていた。

 過去を払拭して、思い出の地として新たなスタートを切った。「J内定者が多くて練習からレベルが高い。それ以外の人もみんな上手いので大変ですけど、自分のプレー出して行いければいいなと思います」。現環境に胸を躍らせる大学3年生は、「リーグ得点王を狙いたい」と堂々と宣言した。

(取材・文 児玉幸洋)
●第95回関東大学L特集

TOP