beacon

[関東Rookie League]前橋育英は後半立て直すも黒星発進。期待の早生まれGK天野は「自分も代表に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

前橋育英高期待の182cmGK天野颯真

[4.25 関東 Rookie League Aリーグ第2節 前橋育英高 2-3 日大藤沢高 時之栖うさぎ島2]

 前橋育英高(群馬)は「2021関東 Rookie League」Aリーグ初戦で日大藤沢高(神奈川)に2-3で敗戦。前半は「守備は悪くなかった」(中島和哉コーチ)という一方、攻撃面で間延びしてしまい、なかなか攻め切ることができない。結果、守備の時間が増えてしまい、直接CKを決められるなど前半3失点。後半はシステム変更からMF篠崎遥斗とMF為谷永渡のダブルボランチを中心に前橋育英らしいパスワーク、サイドからの崩しが見られたが、前半の3失点が響いて1点差で敗れる結果となった。

 182cmGK天野颯真( FC杉野出身)はコースを突いた直接FKを止めるなど好守を見せたものの、悔しい試合に。「1失点目とか自分触ったので最後手で押し出して、そういうところで弾き切れないとダメだと思いますし、2失点目も横断されて最後1対1という部分で自分が止めないといけないと思いました」と首を振る。

 だが、「FKとかは絶対に決められたくないのでそういうところは止めないと。自分は身長があるので、ロングシュートとかは絶対に決められないというところは思っています」という守護神は安定したキャッチング含めて存在感ある動き。すでに、セカンドチームで群馬県1部リーグのベンチ入りも果たしており、期待されているGKだ。

 06年の早生まれ。先輩FW小池直矢(2年)がU-17日本代表候補入りしたことで刺激も受けている。「上目指しているので代表は通らなくてはいけない道かなと思います。近くにそういう人がいるのは刺激になりますし、自分も代表に行かなければいけないなと思いました」。そのために山口晋嗣GKコーチの指導の下で課題の判断やコーチングの質を高めて、上の学年のチームでチャンスを掴むことを目指していく。

「チームを引っ張って、絶対的なピンチでも自分が止めて流れを引っくり返せるようにしたい」。父親が180cmで兄も190cmと長身。身長も技術面も「これから伸びて行けると思います」と語る注目株が目標を持って1年間、そして3年間を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●2021 関東Rookie League特集ページ

TOP