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成績不振のユベントス、指揮官ピルロの家族が脅迫被害を告白「毎日のように…」

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引退試合に登場したニコロ・ピルロ(左)

 ユベントス指揮官アンドレア・ピルロの長男であるニコロ・ピルロ君がインスタグラムを更新し、自身と父親へ向けた脅迫を受けていることを公表した。

 昨年夏、マウリツィオ・サッリの後任として、指導者経験がほぼ未経験でありながらもユベントスの指揮官に就任したピルロ。前人未到のセリエA10連覇を目指すビッグクラブの指揮官としてキャリアのスタートを切った。しかしその道のりは険しく、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント1回戦で敗退し、セリエAでは優勝争いから脱落。リーグ戦5試合を残し、CL出場権の確保も確実とは言えない状況となった。

 そんな中、期待を大きく裏切られる格好となった一部のファンは、怒りの矛先を指揮官だけでなく、その家族にまで向けている。ピルロの長男であり、アマチュアクラブに所属してプレーする17歳のニコロ君がSNS上で被害を訴えた。「お前は父親と一緒に死ぬべきだ」と綴られた脅迫文のスクリーンショットを添付し、周囲に理解を求めた。

「僕は両親から、他の人の意見に耳を傾けるようにと教わってきたが、限度があると思う。すでにしばらく前からその限度は超えている。僕は17歳なのに、毎日のようにこんなメッセージを受信している。僕が何かをしたわけではないのに。僕が監督の息子であるというだけで。それが僕の“罪”であり、僕が毎日のように侮辱や死を望むようなメッセージを受ける理由なのだろう。1秒だけでも良いから、僕の気持ちになって考えて見て欲しい」

 『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、ニコロ君の周囲には応援の輪が広がっており、ユーベのオーナーであるアニェッリ家の親族で実業家のラポ・エルカーン氏も、「ピルロ、私は君を応援する。家族には決して手を出してはならない」などと発言している。

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