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[MOM3439]日大藤沢DF宮崎達也(1年)_“丸山祐市のように”成長期待のCBが直接CK弾で決勝点!

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前半アディショナルタイム、直接CK弾を決めた日大藤沢高CB宮崎達也が笑顔で喜ぶ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.25 関東 Rookie League Aリーグ第2節 前橋育英高 2-3 日大藤沢高 時之栖うさぎ島2]

 鮮やかなCK弾が決勝点となった。2-0で迎えた前半アディショナルタイム、日大藤沢高(神奈川)は右サイドからのCKを得ると、キッカーのCB宮崎達也(1年=FC東京U-15深川出身)が左足を振り抜く。

 ボールはGKの頭上を越え、ファーサイドのポストを叩いてゴールイン。「ファーに速いボールを狙っていたら、(ゴールに)吸い込まれたので嬉しかったです」。この日、高精度のプレースキックを披露していたレフティーの一撃が決勝点となった。

「元々キックすることが好きで、練習とかもドリブルの練習とかは嫌いだったんですけれども(苦笑)、練習前いつもキックしたり、左足だけだったんですけれども左足はずっと蹴っていて。種類は低い弾道のボールとかも蹴ることができます」と宮崎。そのレフティーは、最終ラインから日大藤沢のポゼッションをコントロールしている。

 パス、キックの感覚は幼い頃から養ってきたものだという。「元々中盤の選手だったので。中学は(FC東京U-15)深川だったんですけれども、年中からフロンターレのスクールに通っていて、中村憲剛選手とか大島僚太選手が好きでああいうパスの出し方はどうすれば良いのかとかずっと見ているので感覚があると思います」。ヘディングの部分や細かな技術力はまだまだだと自己分析しているが、高校進学後にコンバートされたCBは日藤期待の存在だ。

 河内健奨コーチは「キックだけだったら大学、プロでも。メンタルも良いものを持っている。『祐市みたいになれ』、と言っています」。河内コーチにとって同世代で、同じ地区のトレセンなどでプレーしていたというCB丸山祐市(名古屋)は宮崎の目指す姿の一つだ。

「丸山選手のプレーはちょっとしか見たことがないですけれども、ヘディングの打点とか高いですし、左足のキックとか。僕にはないですけれども身体が大きくなったらパススピードとか(パスの)入れ方とかすごく参考になる」。自分の武器を磨き、課題を改善して憧れの選手たちに近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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