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堅守崩壊名古屋、ショッキングな敗戦にぼう然…川崎Fは「非常に強かった」

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[4.29 J1第22節 名古屋0-4川崎F 豊田ス]

「誰が彼らを引きずり下ろすのか」「それが出来るのは俺たちしかいない」--。試合前に名古屋グランパスの公式ツイッターに投稿された直接対決を煽るショートムービーの中にあるコメントが何とも虚しい。

 名古屋は今季、Jリーグの無失点記録を更新するなど、ここまで12試合で3失点。1080分でわずか3度しかゴールネットを揺らされていなかったが、開始わずか23分で同数の3失点を喫すると、結局4失点で完敗。Jリーグ史上最強との呼び声もある川崎Fの矛に、名古屋の盾は簡単にかち割られた。

 試合前からアクシデントに見舞われていた。マッシモ・フィッカデンティ監督が喉の痛みを訴えたため、エントリー予定の選手・スタッフ全員がオンサイト検査を実施。フィッカデンティ監督は判定保留となったためにJリーグのエントリー要件を満たすことが出来ず、ベンチ入りが不可となっていた。

 代替指揮を執ったブルーノ・コンカコーチによると、試合前にも相談し、試合中も連絡が取れる状況を作っていたという。ただし「その場にいるいないは大きかった」と影響を認めると、「大袈裟に今日のゲームを受け止めてはいけない。これまでたまたまで出せる結果を出してきたつもりはない。自信を持って次に臨みたい」と必死に顔を上げた。

 ただ選手たちもショックは大きい様子。MF米本拓司は「非常に強かったです」とポツリ。早い時間帯で連続失点したことを問題視すると、「1点取られても下を向かずに、前半を0-1で終わるくらいの気持ちでやれればよかった。浮足立ったという感じ。セカンドボールも拾えなかった」と反省する。

 変則日程の関係で、次節の5月4日も川崎Fとの対戦になる。アウェーでより難しい試合になることが予想されるが、FW柿谷曜一朗は「チーム全員できょうの結果を受け止めたい。取り返すチャンスがあるので、切り替えて臨みたい。これ以上離される後がなくなるので、ついていけるように、チーム一丸になって勝ちたいと思います」と必勝を誓った。

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