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遠藤渓太、ウニオン・ベルリン残留を示唆「非常にポジティブに捉えているということだけ…」

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クラブ残留を示唆するMF遠藤渓太

 ウニオン・ベルリンにレンタル中のMF遠藤渓太はドイツ誌『キッカー』のインタビューに応じ、海外挑戦1年目で感じたことや今夏以降の去就などについて語っている。

 遠藤は昨夏に買い取りオプション付きのレンタルでウニオンに加入。プレシーズンやシーズン序盤の筋肉系の負傷で離脱も影響し、前半戦は出場機会に恵まれなかったが、第24節からの8試合のうち5試合には出場、バイエルン戦やドルトムント戦には先発を果たし、これまで公式戦15試合(1ゴール)に出場している。

 現在23歳の左ウィンガーはインタビューでは新しい環境への適応について言及。「最大のハードルは言葉ですね。でもそれは最初から覚悟していたことです。授業を受けるなどして取り組んでいます。まだ完璧からほど遠いですが、上達しているという手応えを感じています」と明かすと、サッカーの違いについても語った。「ここドイツのサッカーはまるで違うものだなと感じました。戦術面、特に守備に関してはまだ多くを学ぶ必要があります。以前、僕が日本でプレーしたマリノスはちょっと特殊かと思います。すごく攻撃的なスタイルのため、守備での働きはあまり求められませんでした。だから、自分にとって、ここはほぼ正反対という感覚ですね」

「もっと攻撃的にプレーしたいと思うこともあります」と認める遠藤は、「この数カ月、これに関しては我慢すること、戦術面の規律を守ることを身につけました」と説明。筋肉系の負傷については「正確に突き止められませんでしたが、様々な要因が考えられます。例えば、ここでは芝生が違いますので、それも影響したのかもしれないですね。ただ、3回目のケガから回復して以来、もう問題ありません」とも話している。

 ブンデスリーガ1部での2シーズン目を過ごすウニオンは、第31節消化時点で8位と予想以上に安定したシーズンを見せ、ヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性も残している。遠藤は「ケガにより僕自身は残念ながらなかなか上手く入り込めませんでしたが、その時期はたくさん学びました。でもチームの成功にはまだまだ十分に貢献していないと言わざるを得ません。改善を続けなければいけませんね」と気を引き締めた。

 また、インタビュアーはウニオンが買い取りオプションを行使する可能性について質問。遠藤は「非常にポジティブに捉えているということだけ言わせてもらいます」と具体的なコメントは避けながらも完全移籍移行をほのめかすと、クラブの決断は「伝えられています」と知らされていることを明かしていた。

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