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[Rookie League] Bリーグ昇格の横浜創英が5-0発進。10番MF飯島は“創英モデル”で「強いチームに勝ちたい」

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横浜創英高の攻撃の中心、10番MF飯島雄聖

「関東Rookie League」参戦1年目の20年はCリーグで2位に入って即昇格。21年も初のBリーグで会心のスタートを切った。

 横浜創英高(神奈川)は、24日の初戦(第5節)で昨年Bリーグ2位の佐野日大高(栃木)と対戦し、5-0で快勝。開始1分に10番MF飯島雄聖を起点とした攻撃からCB鈴木凛が先制点を奪うと、7分にも飯島が決めて2-0と突き放す。

 その後もいずれもFW大賀凛平のアシストから鈴木とMF守屋航が得点し、前半26分までに4点リード。トップ下の位置で存在感を放つ飯島や相手の逆を取りながら前進するMF加藤大地を中心にボールを握って攻めた横浜創英は、後半にも1点を加えた。

 初戦に集中していた。飯島は「一発目が大事だと思っていました。去年も一発目勝って1位・2位を争えたので。今年も自分たちは結構強いと思っているので、(挑戦者として臨んで)どんどん勝って行きたい」。昨年の初戦で昌平高(埼玉)を下し、勢いに乗った先輩たち同様、好スタートを切った。

 飯島は横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身の技巧派。「ジュニアの頃から自分の技術に自信を持っています」というMFは狭いスペースでも自信を持ってボールを受け、素早いターンやスルーパス、ロングキックなど多彩な動きでゴールに絡む。

 中学卒業時に多くの誘いがあったというが、「名前のあるチームよりも、自分に合ったチームで結果を残して強いチームに勝ちたい」という思いで“創英モデル”のポゼッションスタイルを特長とする横浜創英へ進学した。

 02年創部の横浜創英はインターハイに2度出場しているが、選手権出場歴は無し。それでも継続的に神奈川上位に食い込んでおり、グラウンドの人工芝化によって、環境も整ってきている。すでにAチームでのプレー機会も得ているという飯島は、「自分の与えられた環境で一番良いプレーをする」。幼い頃から横浜FMでプロになることが目標。MF扇原貴宏(横浜FM)が憧れという飯島が横浜創英で評価を高めて、道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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