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[Rookie League]鹿島学園は開幕2試合で15得点。2戦連続2発のFW柴田「点を決め続けられる選手に」

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鹿島学園高FW柴田駿は2試合連続2ゴール

「関東Rookie League」Bリーグ開幕2試合で15得点1失点。全勝でのAリーグ昇格、全国優勝を狙う鹿島学園高(茨城)が強さを見せつけている。

 韮崎高(山梨)との初戦(24日)はPKで先制点を与えたものの、そこから6得点を奪い返して逆転勝ち。続く第2節(25日)では茨城県内のライバル、水戸商高に9-0で大勝した。CB齊藤麗乙南らに後方を支えられた鹿島学園は、181cmの長身FW楢本善次郎が前線でボールを収め、MF植田拓翔やMF妹尾俊兵の展開などからサイド攻撃。初戦2ゴールのFW柴田駿は水戸商戦でも「カットインが得意なので最初にそれを出せたのが良かった」という武器から先制点を叩き出した。

 水戸商戦で柴田はさらに縦への仕掛けから右SB野口凜輝斗の2点目をアシストすると、後半にも1ゴール。「1対1の場面で抜き切るところは抜き切ったり、決め切るところで決め切るのが自分の良さだと思っています」。強みを「関東Rookie League」開幕2試合で発揮した。

 その柴田は大阪の八尾大正FC出身。「まず環境が良くて、一番伸びれる場所だなと思った。先輩の繋がりもあって、練習参加した時の雰囲気も良くて、ここなら頑張れると」鹿島学園へ進学した。

 スペインのビジャレアルと業務提携を結んでいる鹿島学園では、一つ一つのパスの質や守備の強度、シュートの精度などを学ぶ日々。憧れの存在に「シュートはコウチーニョでドリブルは三笘(薫)選手」を挙げるFWは、課題の守備を向上させ、「どんなレベルでも自分の特長を活かして点を決め続けられる選手になりたいです」という姿へ近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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