beacon

[Rookie League]兄も在籍の佐野日大へ進学したMF廣瀬仁、「矢板に勝ちたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

佐野日大高の中盤を支えるMF廣瀬仁(右)

 打倒・矢板中央へ繋げる。16年度選手権で3位に入っている強豪・佐野日大高(栃木)は、「関東Rookie League」Bリーグ開幕戦で横浜創英高(神奈川)に0-5で敗戦。だが、「全然自分たちが練習でやってきたことが出せなかったのでそこはやろう」(MF廣瀬仁)ということを確認して迎えた第2節の暁星高(東京)戦(25日)は、MF蛭川大輝の先制ゴールやFW生島光貴の2ゴールによって4-0で快勝した。

 初戦は前からのプレッシャーに行くことができていなかった。だが、第2戦では「みんなで改善して前からプレッシャーをかけてどんどん押し上げて行くようにしました。背後への抜け出しとか、全体の押し上げができたと思います」(廣瀬仁)というように、やるべきことを徹底して快勝。昨年のBリーグ2位超え、1位でのAリーグ昇格へ向けてリスタートした。

 最終ラインの中央に185cmの大型CB緒形一真がそびえ立ち、正確なフィードを見せるMF藤田一颯や競り合い・ポゼッションが強みのMF廣瀬仁が中盤を支える。廣瀬は「最後になると体力がなくなってしまうので、最後まで走り切れるハードワークと球際の強さが必要」。不足しているものを改善し、仲間たちとレベルアップする考えだ。

 廣瀬は、佐野日大サッカー部に所属する1歳年上の兄・MF廣瀬翔の誘いもあってヴェルディSS小山から進学。選手権栃木県予選4連覇中の宿敵・矢板中央高を破って全国大会へ出場することが目標だ。

「これからは全員でハードワークや声を掛け合って、全体の雰囲気を良くして、矢板に勝ちたいです」と廣瀬。個人としては90分間走り切れるような体力を身に着けて「チームのリーダー、欠かせない存在になりたいです」と意気込む。そして、兄や仲間たちとともに佐野日大を進化させ、宿敵を破って全国の舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●2021 関東Rookie League特集ページ

TOP