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育成年代の理不尽な指導や罰にMF幸野志有人が言及「美談のように聞くけど全然本質的じゃない」

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長崎時代のMF幸野志有人

 南葛SC(関東リーグ2部)に所属する元JリーガーのMF幸野志有人が1日、自身のツイッター(@shootkohno)を更新し、育成年代に指導者から受ける理不尽な仕打ちや罰について持論を語った。

 現在27歳の幸野は、JFAアカデミー福島時代の2010年に16歳でFC東京とプロ契約。国内の複数クラブを渡り歩いたのち、昨年2月にシドニー・オリンピックFC(オーストラリア2部)へ加入したが、開幕前に右膝前十字靭帯損傷の怪我を負ったことで、クラブとの契約を早期に解除した。その後、リハビリを経て、同年に父・幸野健一氏がゼネラルマネージャー(GM)を務める市川サッカークラブ(千葉県リーグ2部)に加入。今年2月に南葛SCへ移籍した。

 育成年代における高圧的な指導は、サッカーだけでなくスポーツ界全体でたびたび問題となり、近年は見直される傾向が強まっている。

 幸野はツイッターで「育成年代に指導者から理不尽な仕打ちだったり、罰で走らされたりしてたから忍耐力がついて大人になった今、理不尽とかキツいことに耐えられるようになった。みたいな話サッカー界だとよく美談のように聞くけど全然本質的じゃないし、忍耐力ってそういうことじゃないと思う」と言及。育成年代のブラックな指導法に異を唱えている。

 また、この投稿に反応する形で父・幸野健一氏(@footy_ken)も「理不尽な指導してる指導者が選手に対して、将来社会に出たとき、もっと理不尽なことがある的なこと言うけど、単純に言語能力低くてコミュニケーションスキルがないだけでしょ」と同調。「理不尽な指導より、心に響く言葉かけてもらった方が選手はもっと幸せになるはず」と主張した。

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