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ミリトン&カゼミーロで終盤2発! R・マドリーがアトレティコの独走許さぬ2試合ぶり白星

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DFエデル・ミリトンが均衡を破る先制弾

[5.1 ラ・リーガ第34節 R・マドリー2-0オサスナ]

 ラ・リーガは1日に第34節を各地で行い、2位レアル・マドリーは11位オサスナと対戦した。R・マドリーはオサスナGKセルヒオ・エレーラの好守に苦しみながらも、試合終盤のDFエデル・ミリトンとMFカゼミーロのゴールで、2-0で勝利した。

 R・マドリーは、27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグで負傷したDFダニエル・カルバハルが欠場。右サイドバックにはDFアルバロ・オドリオソラが入った。また、怪我から復帰し前節途中出場したFWエデン・アザールが約3か月ぶりに先発出場。3試合ぶりメンバー入りのMFトニ・クロースとMFルカ・モドリッチがベンチスタートとなり、20歳のMFアントニオ・ブランコがスタートで出場した。

 試合はリーグ戦19試合ぶりの先発出場となったアザールがキレのある動きを見せる。前半3分には、ハーフライン付近からドリブルで持ち運び自らシュート。その3分後には、左サイドでスルーパスを受け、中にクロスを送った。どちらもゴールにはつながらなかったが、試合開始時からコンディションの高さを示した。

 すると前半26分、DFマルセロの浮き球パスにアザールがダイレクトで合わせる。しかし、オサスナのGKエレーラが好セーブ。その直後にも決定機を迎えたR・マドリーはMFマルコ・アセンシオのクロスにミリトンが頭で合わせたが、こちらもエレーラに阻まれて得点とはならない。

 守護神の奮闘に応えたいオサスナは前半終了間際の45分、DFマヌ・サンチェスのアーリークロスにFWエセキエル・アビラがヘディングで合わせてネットを揺らした。上位相手に先制と思われたが、このシュートはオフサイドの判定でノーゴールとなった。

 前半をスコアレスで終えたR・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、後半開始とともにDFラファエル・バランを下げてDFナチョ・フェルナンデスを投入。ミッドウィークの欧州CL準決勝第2戦チェルシー戦に向けて、負荷軽減策に出た。

 後半11分、R・マドリーはアセンシオのフリーキックにミリトンが飛び込みゴールを狙ったが、大きく枠を外れた。1点が欲しいR・マドリーは後半19分、MFビニシウス・ジュニオールに替えてFWロドリゴ・ゴエスを投入。マルセロを下げて19歳のDFミゲル・グティエレスをピッチに送り込んだ。

 すると、後半22分には交代で入ったロドリゴ・ゴエスが個で突破し右足を振り抜く。しかし、鋭いグラウンダーのシュートはゴール左に外れ、先制とはならない。

 R・マドリーは後半27分に、この日3度目のメンバーチェンジ。アザールを下げてMFイスコを投入すると、この交代が功を奏する。交代から4分後の後半31分、イスコのコーナーキックにミリトンが頭で合わせて先制。この試合、好セーブを連発していたエレーラの牙城を崩し、1-0とした。

 さらに先制から4分後の後半35分、R・マドリーはベンゼマのスルーパスに抜け出したカゼミーロがチーム2点目を奪取。試合終盤の2ゴールでオサスナに2-0で勝利し、リーグ戦2試合ぶりに白星を挙げた。首位のA・マドリーも勝利したため、勝ち点差は「2」のままとなっている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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