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「批判はできない」。マン・Uサポーター抗議で試合延期、リバプール側レジェンドも擁護

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 マンチェスター・ユナイテッドのサポーターによる抗議について、リバプールのレジェンドである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が語った。

 2日に予定されていたプレミアリーグ第34節、マンチェスター・ユナイテッド対リバプールは試合前のマンチェスター・Uサポーターの抗議活動により、試合延期となった。

 試合開始前、マンチェスター・Uの本拠地オールド・トラフォード周辺では、アメリカ出身のクラブオーナーであるグレイザー一家への抗議のため、多数のサポーターが集結。一部のファンがスタジアム内に侵入するなど混乱が生まれた。

 最終的には安全面が考慮される形で延期に。キャラガー氏は今回のマンチェスター・Uサポーターの抗議活動についてイギリス『スカイスポーツ』で、「私はリバプールの人間だからといって彼らを批判することはできない」と擁護。一部ファンの暴動行為に関しては「抗議に関わらず、やり過ぎてしまう人間はいるものだ。友人との夜遊びと同じで、愚かな行為をする人は一定数いる」と話しつつ、大多数のサポーターの抗議自体には理解を示した。

「トラブル(暴動)のところがニュースとして目立ってしまうと思うが、そうではないことをしている人もたくさんいる。他のサポーターがマンチェスター・ユナイテッドのサポーターと比べて高く評価されるのは見たくないね。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターのほとんどは平和的だった」

 もともとクラブに借金を背負わせる形で買収してオーナーとなったグレイザー一家。過去にもマンチェスター・Uサポーターの抗議活動が広まったが売却には至らず、そんな中で先日には欧州スーパーリーグへの参戦をファンだけでなく選手や監督にも報告なしで決定した。のちに批判を受けて撤回したが、利益のみを追求するオーナーへの積もり積もったサポーターの不満が今回、爆発した形となった。

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