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[関東]明治の4年生として…藤原悠汰「結果にこだわる」

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[5.2 関東大学L1部第5節 明治大2-1慶應義塾大 味フィ西]

 信じて飛び込むだけだった。前半、ベンチから試合を見ていたFW藤原悠汰(4年=広島皆実高)はファーサイドへのクロスが多く、相手に対応されていると感じていたという。そして後半17分に投入されると、ニアに入ることを意識した。

 すると途中投入されて迎えた後半31分、DF岡庭愁人(4年=FC東京U-18)の鋭いクロスにニアに飛び込んだ藤原がダイビングヘッドで合わせる。「あのシーンを聞いたら、岡庭は(自分を)見ていなかったと言っていた」と苦笑いで明かしたが、「スペースに入る動きは得意。その前にも一本あったけど、上手くゴール前に抜け出せたと思います」。自画自賛の勝ち越し弾が明治大に逆転勝ちを呼び込んだ。


 厳しいシーズンになることも予想された今季だが、4勝1分発進。連覇で築き上げた自信が簡単に崩れることがないことを証明している。
 
 明治の4年生としての責任を感じている。関東リーグ2連覇中の明大だが、各年度で4年生が中心となってチームをけん引。藤原もその背中を見て過ごしてきた。2年前、当時4年生の森下龍矢(現名古屋)や中村帆高(現FC東京)が就職活動を並行して行っていた時期に、「社会人かっけーって言っていて、あの人たちどうするんだろうと見ていた」というが、今、自分がその立場になったことで身に染みて実感できていると笑う。

 もちろんプレー面でも同じように引っ張っていきたいと考える。昨年度の4年生は12人がJリーグ入りを果たしたことで話題を集めたが、その分、下級生がチャンスを掴むことは難しかった。藤原も昨年度、ようやく関東リーグデビューを果たしていたが、出場9試合でわずかに1得点を決めたのみだった。

 さらに今季は2年生2トップを筆頭に、3年生以下の台頭も目立っている。「2年生が活躍することは明治にとってはいいことだと思うけど、4年生としては結果にこだわらないといけない」とライバル心をたぎらせる。そして「3連覇のチャンスは自分たちの代しかないけど、優勝を目標にするのではなく、目の前の勝利をもぎ取っていく、しぶとく勝っていくことの厳しさを4年生として示していくことが大事になってくるのかなと思います」と力を込めた。

 最終学年の今季はもちろん、自身の将来を占う上で最も大切なシーズンになる。「もちろん僕もプロに行きたい。練習参加とかをさせてもらったことがないので、現実的かどうかは分からないけど、一戦一戦見てもらえる機会はあるので、存在価値を示していけば、可能性は広がってくるのかなと思います」。先輩たちが示してくれたように、今は“明治の4年生”として戦い続けるだけ。必ず道はひらけると信じている。

(取材・文 児玉幸洋)
●第95回関東大学L特集

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