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ユンカーのデビュー戦弾の浦和、柏に逆転許すも後半ATの2発で劇的ドロー

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打ち合いとなった一戦はFWキャスパー・ユンカーの浦和加入後初ゴールで幕開け

[5.5 ルヴァン杯グループC第5節 柏3-3浦和 三協F柏]

 ルヴァン杯グループC第5節、三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソル浦和レッズが対戦し、浦和が後半アディショナルタイムの2ゴールで3-3の引き分けに持ち込んだ。

 公式戦2連敗中の柏は、4日前のJ1仙台戦(●0-1)の先発を総入れ替え。アカデミー出身の10代4選手、FW細谷真大、GK佐々木雅士、MF大嶽拓馬、DF田中隼人に加えて、今季新加入のFWペドロ・ハウル、MFドッジ、DFエメルソン・サントスがスタメンに並んだ。

 一方、公式戦2戦勝ちなし(1分1敗)の浦和は、4月に加入したFWキャスパー・ユンカーが先発で浦和デビューを果たし、FW杉本健勇との2トップに。4日前のJ1福岡戦(●0-2)からは、DF岩波拓也とDF槙野智章の両CBが引き続きスタメンに入っている。
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 序盤から浦和が左サイドから攻撃を仕掛けていくと、早速試合は動いた。11分、MF汰木康也が左サイドから持ち上がりユンカーにスルーパスを送ると、抜け出した背番号7は左足を振り抜く。日本でのファーストシュートでいきなりゴールネットを揺らした。

 柏も左サイドのMF大嶽拓馬のクロスからシュートチャンスを迎える。MFイッペイ・シノヅカとドッジがこぼれ球を回収してシュートに持ち込んだが、GK鈴木彩艶のセーブにあってしまう。

 ボールがつながりはじめていた柏だったが、前半終了間際にアクシデント。ペドロ・ハウルが担架で運び出され、FWアンジェロッティとの交代を余儀なくされた。

 後半に入っても柏のペースで試合は進むと、14分、敵陣でのFKの場面でイッペイ・シノヅカが鋭いクロスを入れると、アンジェロッティが頭で合わせて試合を降り出しに戻す。

 互いに交代のカードを切る展開になった中、MF小泉佳穂がMF仲間隼斗を倒してPKを献上。このPKをアンジェロッティがゴール左下に沈め、柏が逆転に成功した。

 さらに柏は39分、ゴール前の混戦から最後は途中出場のDF古賀太陽が右足で押し込んで3-1。リードを2点に広げた。

 それでも浦和は反撃に出ると、アディショナルタイム2分には、CKの流れからFW興梠慎三が頭で折り返したボールを途中出場のMF伊藤敦樹がダイレクトで決めて1点差に。その2分後には、抜け出した途中出場のMF関根貴大がGKとの1対1を制して同点に追いついた。

 試合は3-3で終了。ともに勝ち点1を分け合い、浦和は勝ち点を6に、柏は勝ち点を5にのばした。

(取材・文 奥山典幸)
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