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[MOM3450]八千代DF松野聖哉(3年)_強い責任感でゴール守ったCB、ファインショットで決勝点も!

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決勝点を決めた八千代高CB松野聖哉は、チームにとって頼れる存在へ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.5 関東高校大会千葉県予選準決勝 八千代高 2-1 暁星国際高]
 
「俺たちが頑張らなければ勝てないので、必死にやっていました」。八千代高は風下となった後半、暁星国際高のロングボールやセットプレーを受ける展開に。だが、責任感強いCB松野聖哉主将(3年=千葉U-15出身)が中心となって弾き返していく。

 試合最終盤は最終ラインに怪我人も出てしまったが、「誰がどこにいようとも、(チームの)絶対に点をやらせないという気持ちは変わらない」と語る松野は伝統校を引き締め、チームメートたちとともにゴールを死守。そして、関東大会切符獲得を素直に喜んでいた。

 最終ラインの柱は決勝点も決めた。1-1の前半終了間際、グラウンダーの右CKに走り込んで右足ダイレクトボレーでゴール。キッカー・MF菱田悠大(3年)とのアイコンタクトでボールを引き出してのファインゴールを「自分もびっくりしました。嬉しかったですね」と振り返った。

 加えて、「両足蹴れる」というCBは相手のハイプレッシャーの中でも落ち着いてビルドアップ。どの方向から寄せられても落ち着いてボールを繋ぎ、「絶対に1対1では負けない」というディフェンス面でもチームにとって大きな存在になっていた。

 まずは関東大会出場決定。だが、「個人としては、まだまだ全然できると思っている」というように満足はしていない。ミドル砲も備えるCBは、「点も獲れる、頼れる存在になりたい」という姿を毎試合目指して、日体大柏高との決勝(9日)、関東大会、その先のトーナメント戦やリーグ戦も勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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