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CL出場権懸かる3戦に向けて意気込む長谷部、好調マインツとの対戦に「自信はある」

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MF長谷部誠が意気込みを語った

 フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が、来季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権が懸かる今季残り3試合について言及。ドイツ『シュポルト1』が伝えている。

 昨年12月半ばから12勝3分1敗と絶好調が続いていたフランクフルト。先月にアディ・ヒュッター監督の今季限りでの退任およびボルシアMG行きが発表されると、3試合中2戦を落とすことに。CL出場権を得られる4位を維持するも、一時は「7」まで広げていた5位との勝ち点差は第32節前までには「1」となり、失速感が否めない。

 インタビューでは監督人事のチームの不調の因果関係を否定した長谷部は、残り3試合に向けてベテランたちがチームをけん引する必要性を強調。「僕ら経験豊富なプレーヤーたちがチームを引っ張っていかなければいけません。リーダーシップをとれる選手はケビン・トラップ、マルティン・ヒンターエッガー、セバスティアン・ローデ、ティモシー・チャンドラー、シュテファン・イルザンカー、フリップ・コスティッチとたくさんいます」と指摘しつつ、「僕も若い選手たちとコミュニケーションをとっています。エヴァン・ヌディカやトゥタ、ジブリル・ソウらは良いメンタルを示し、彼らに関しては心配はないでしょう」と自身も若手たちに声をかけていることを明かした。

 9日に行われる第32節で待っているのはマインツとのダービーマッチ。2部降格が予想されていた同チームは、1月にボー・スベンソン氏を新監督に迎えてからはバイエルンやライプツィヒに勝つなど番狂わせを演じ、8勝5分4敗の好成績で直近の8試合は負けなしと巻き返しに成功。一時は最下位に沈むも順位を12位に上げたチームをフランクフルトがホームに迎える。

 そんなマインツに長谷部も警戒心を抱いている様子。「マインツはかなり調子が良いですね。ボー・スベンソンの下でたくさんの勝ち点を獲得しています。アグレッシブなプレーをして、戦術面でも規律を持っています。とてもタフな相手です」と評価を口に。一方、「だが、僕たちはホームでは負けなしです。マインツをリスペクトしますが、僕たちには自信あるし、必ずこの試合から勝ち点3を得たいと考えます」と強調した。

 フランクフルトはマインツ戦後、15日の翌節では最下位シャルケとのアウェーマッチに臨み、22日の最終節では9位フライブルクとホームで対戦。5位のドルトムントがここ最近リーグ戦4連勝と調子を上げているだけに「もう一度CLのアンセムを聞くのが夢」と語る長谷部の願いが叶うためにも、フランクフルトは1戦も落とすことができないかもしれない。

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