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フィルミーノ不振の原因は? クロップが説明「夢の国に住んでいるわけじゃない」

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指揮官がFWロベルト・フィルミーノを擁護

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、今季不調が騒がれるFWロベルト・フィルミーノを擁護している。

 過去2シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、プレミアリーグとビッグタイトルを掲げてきたリバプール。しかし今季は33試合を終えて7位と、来季のCL出場権も危うくなっている。その結果、選手にも批判が集まり、中でも公式戦43試合で6ゴールと苦しむフィルミーノには多くの疑問の声が寄せられてきた。

 クロップ監督は記者会見でブラジル代表FWについて問われると「フィルミーノの調子が悪いのは100%シーズンのせいだ」と、超過密日程やケガ人続出でチームが苦しんだことが原因だとコメント。「前線の選手が得点できないと助けにはならない」と指摘したうえで、以下のように続けた。

「いずれにしても、我々は夢の国に住んでいるわけではないんだよ。こういった時期があってもおかしくはない。もちろん一時的なもので、永遠ではない。それは間違いないよ」

「ボビーは衰えているわけでも、疲れているわけでも、すべてを失っているわけでもないんだ。トレーニングではすべてが見られているが、それをピッチでも発揮しなければならないね。それはボビーに限ったことではない」

「今季はきちんとした流れに乗って、試合毎にうまくいくようなものではなかった。信じられないようなハードワークが必要で、そんなときには様々なことを考えなければならない。ケガ人続出で守備の安定性が失われた時には、全員がまた違うプレーをしなければならなかった。全員が下がらざるを得ないので、攻撃のシチュエーションからは遠ざかってしまう」

「今年はそういった複雑なことがたくさん起きているから、今みたいな状況になっているんだ。言い訳は絶対にできないが、これは説明のためだよ。ボビーはその良い例だ。でも状態は良いし、良いトレーニングを積んでいる」

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