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前半劣勢も首位マンCから大逆転、チェルシー指揮官は勝利で得たものを語る

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トーマス・トゥヘル監督が試合を振り返る

[5.8 プレミアリーグ第35節 マンチェスター・C 1-2 チェルシー]

 チェルシーは8日のプレミアリーグ第35節でマンチェスター・シティを撃破。クラブ公式サイトでは、トーマス・トゥヘル監督が試合を振り返っている。

 先制を許したチェルシーは、さらにDFアンドレアス・クリステンセンが負傷し、PKを献上。PKは防ぐことができたが、苦しい形で前半を折り返した。しかし後半になると、その状況は一変し、首位シティ相手に攻勢を増す。後半18分にMFハキム・ツィエクの得点で追いつき、終了間際にDFマルコス・アロンソが逆転ゴールを挙げた。

 試合後、トゥヘル監督は「2ー0にならなかったのは幸運だった」とターニングポイントを語る。1失点を喫し、さらにクリステンセンが負傷。PKの危機に陥った瞬間を振り返り、「あの4分間で敗戦が決まっていたかもしれない?それはイエス」と明言。だが一方で「敗戦は当然の内容だったか?それはノー」と強調し、「メンディがチームを試合に引き留めてくれた。とても嬉しいよ」と守護神の活躍を称えた。

 劣勢で訪れたハーフタイム。指揮官は選手たちに言葉をかけていた。「ハーフタイムでは、0-0だと思ってプレーしよう、最後の3分間で落ち込むことはない、と選手に話した」と明かす。「そこで立ち上がることができた。勇気を持ってプレーし、敵陣でより多くボールを保持して、それを成し遂げた。チーム全体で成し遂げたんだ」と勝利の手応えを語った。

「勢いはゴールで完全に変わった。誰もが自信を持って成長しているのを感じることができた。さらにクオリティを上げ、プレッシャーをかけてプレーしていた。攻勢をさらに増すことができたね」

 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝を勝ち抜いた両者だが、5日に試合を行ったチェルシーはシティよりも休日が一日分少なかった。そこで掴んだ勝利に、指揮官は大きな価値を見出している。

「回復する日が一日少なく、レアル・マドリーに勝利したこの状況で、またしても大きな勝利。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。これは選手たちに精神的に大きな影響を与えるだろう」

 シーズンを戦い抜くチームは疲労が限界に。トゥヘル監督は勝利が選手たちを奮い立たせていると語る。

「結果につながる良いパフォーマンスを連続して行うことが最善だ。ロッカールームの彼らは疲れ切っている。全員が力を絞り切り、仕事を行っている」

「この大一番で得られた経験が、絆を深めるために必要なんだ」

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