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「Jリーグバブル」は陽性者ゼロ…新規入国の45選手が活用

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 Jリーグは11日、新型コロナウイルスの影響で入国を制限されていた外国籍選手を対象に提供していたトレーニング施設「Jリーグバブル」の運用実績を公表した。

 Jリーグバブルは今年3月下旬、日本政府により「徹底した防疫措置」を条件に外国籍選手の新規入国が特例的に認められたのを受け、福島県のJヴィレッジに設置されたトレーニング施設。入国から待機期間が終了する14日間、外部から隔離しつつ個人トレーニングを行うことで、スムーズにチームに合流することができるようになった。

 Jリーグバブルを活用したのは、3月下旬から4月中旬にかけて入国した45選手。以下のような厳格な感染対策の下、チーム合流までの期間を過ごした。

・抗原定性検査を毎日実施
・3日目、7日目、10日目、14日目にPCR検査を実施
・3日目のPCR検査まではバブル施設内の自室で待機
・3日目のPCR検査で陰性確認後、4日目以降はグラウンドでの個別トレーニングが可能(他の選手との合同トレーニングは不可)
・14日目のPCR検査で陰性確認後、チームに合流

 期間中に実施されたPCR検査、抗原定性検査ではそれぞれ陽性例はなかったという。

 またJリーグバブル期間後に入国した選手、新規入国のスタッフ(監督など)はクラブ管理のもとで隔離期間を過ごした。対象者は選手2人、スタッフ7人。バブル内選手と同様にPCR検査、抗原定性検査を受けていたが、いずれも陰性だった。

 運用実績はすでにスポーツ庁にも報告済み。今後は夏の移籍ウインドーでも新規外国籍選手の入国が想定される中、再びJリーグバブルを開設するのか、クラブ単位で実施する対応を取るのかをスポーツ庁とも調整していくという。

(取材・文 竹内達也)

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