beacon

R・マドリーはベンゼマのダメ押し弾を含む4発快勝!! 残り2節の逆転優勝に望みつなぐ

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーがFWカリム・ベンゼマの1点を含む4発で快勝

[5.13 ラ・リーガ第36節 グラナダ1-4R・マドリー]

 ラ・リーガは13日、第36節を各地で行い、3位のレアル・マドリーが10位のグラナダと対戦した。優勝レースも終盤になり勝ち点3を落とせないR・マドリーは、前半のMFルカ・モドリッチとFWロドリゴ・ゴエスの得点に加えて、後半にDFアルバロ・オドリオソラとFWカリム・ベンゼマがそれぞれゴール。4-1で快勝した。

 R・マドリーは、これまで主将のDFセルヒオ・ラモス不在時にキャプテンマークを巻いてきたDFマルセロジネディーヌ・ジダン監督との衝突を理由にメンバー外。左サイドバックには19歳のDFミゲル・グティエレスが起用された。また、右サイドバックは20歳のMFマルビン・パクが2月9日のヘタフェ戦以来の出場。中盤はMFトニ・クロースをベンチに置き、MFフェデリコ・バルベルデを一列前で起用した。

 ラ・リーガは今節を含めて残り3試合。試合開始前、首位アトレティコ・マドリーに対して1試合消化数の少ないR・マドリーは、5ポイント差で追走中。優勝に向けて負けられない試合となった。

 試合開始からボールを握ったR・マドリーは前半14分、ロドリゴのクロスボールにベンゼマがヘディングで狙うも、グラナダのGKルイ・シルバに弾き出される。直後のコーナーキックではDFナチョ・フェルナンデスが頭で合わせたが、枠をとらえきれず得点とはならなかった。

 それでも先にネットを揺らしたのはR・マドリー。前半17分、ミゲルの華麗なループパスで相手DFの背後をとったモドリッチがGKの股を抜く技ありシュートを突き刺した。

 早い時間帯での先制に成功したR・マドリーは、その後もマルビンがゴール前で好機を迎えるなど、先発起用の若手両サイドバックが攻撃参加で存在感を示す。

 すると前半アディショナルタイム1分に再びネットが揺れる。ハーフライン付近でボールを受けたロドリゴが右サイドを持ち上がりペナルティーエリアに侵入。最後は右足を振り抜きゴール左サイドネットに突き刺した。

 前半2点のリードを奪ったR・マドリーは、後半開始とともにマルビンを下げてオドリオソラをピッチへ送り込んだ。開始直後にはバルベルデがシュートを放ち、後半も攻撃の手を止めない。

 後半、スコアが動かないまま16分が経過するとジダン監督が動いた。ロドリゴ、バルベルデ、FWビニシウス・ジュニオールに替えてMFマルコ・アセンシオ、MFイスコ、FWエデン・アザールの3人を投入。攻撃の活性化を図った。

 しかし後半23分、グラナダの反撃を受ける。FWルイス・スアレスの強烈なシュートをGKティボー・クルトワが一度は好セーブするも、こぼれ球をFWホルヘ・モリーナに押し込まれ1点を返された。

 それでも後半30分、アザールが中に折り返したボールにオドリオソラが走り込みチーム3点目。続く後半31分にはペナルティーエリア外に飛び出した相手GKのトラップミスを見逃さなかったベンゼマが狙いすましてゴールを決め、立て続けの2発で一気にグラナダを突き放した。

 4-1と点差が開き試合を優位に進めるR・マドリー。後半40分にはピンチを迎えるもクルトワが左手1本で防ぐと、アディショナルタイム3分にもビッグセーブ。終盤の守護神の好守もあり、R・マドリーが勝利した。R・マドリーは首位A・マドリーとの勝ち点差を「2」にし、残り2試合にかける。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP