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岸本の技あり弾で広島を撃破! 徳島がポヤトス体制初白星

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J1第10節から指揮を執るダニエル・ポヤトス監督

[5.15 J1第14節 広島0-1徳島 Eスタ]

 J1第14節が15日に各地で開催された。14位徳島ヴォルティスは敵地で9位サンフレッチェ広島と対戦し、1-0で完封勝利。ダニエル・ポヤトス新監督が開幕後の入国を経て指揮を執り始めてからリーグ戦4戦全敗だったが、ついに新体制でのJ1初白星をつかんだ。

 中2日の広島に対し、徳島は中5日。日程面でハンデのある広島は立ち上がりにアクシデントに見舞われた。前半6分、FW永井龍がボールのないところで座り込み、担架でピッチの外へ。筋肉系のトラブルがあったとみられ、同7分にFWジュニオール・サントスが緊急投入された。

 それでも広島は相手に主導権を渡さない。出足の鋭い守備で徳島のビルドアップを阻み、MF浅野雄也のスピードやJ・サントスのフィジカルを生かした攻撃でゴールへ迫っていく。前半14分にはMF森島司の縦パスを受けた浅野がPA内左に進入。左足で低い弾道のシュートを放つも、わずかにゴール右へ外れた。

 一方、攻めあぐねていた徳島だったが、前半39分にMF岸本武流が強烈なミドルシュートでゴールを襲うと、徐々に攻撃のリズムをつかむ。同44分には左サイドのFW垣田裕暉がドリブルからDFとGKの間に絶妙なクロスを供給。ファーのMFクリスティアン・バトッキオが右足で合わせるも、シュートは右外のサイドネットに当たった。

 徳島がボール支配率を高めて前半を終えると、広島はハーフタイム明けからMFエゼキエウに代えてMF青山敏弘をピッチへ送り出す。青山はボランチに入り、エゼキエウが務めていた右サイドハーフにはMF茶島雄介が回った。

 後半も一進一退の攻防が続く中、先制したのは徳島。後半18分、カウンターから垣田がタメを作り、右サイドから駆け上がった岸本につなぐ。PA内右に持ち込んだ岸本は飛び出したGK大迫敬介の動きを冷静に見極め、右足でループシュート。これがゴールへ吸い込まれ、今季3得点目で1-0とした。

 広島は交代カードを切って攻勢を強めたが、後半45分に森島のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、最後まで得点を挙げられずにタイムアップ。リーグ戦3試合ぶりの黒星を喫し、ホームでは3連敗となった。

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