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長いトンネル抜けた横浜FC、早川監督「現実はまだまだ最下位。ただ…」

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横浜FCが待望の今季初勝利

[5.15 J1第14節 横浜FC 2-0 湘南 ニッパツ]

 最下位に沈む横浜FCが神奈川ダービーを制し、待望の今季リーグ初勝利を挙げた。早川知伸監督にとっても就任後リーグ初白星となり、「素晴らしい働きをしてくれた。それぞれのタスクを全うしてくれた」と奮闘したチームを称えた。

 幸先良く試合を動かした。前半5分、FW松浦拓弥がアーリークロスを供給した流れから、こぼれ球に反応したのは右サイドバックのDF前嶋洋太。「チャンスが来たので、思い切って足を振ってみた」。PA手前へカットインして左足を振り抜き、J1初ゴールを陥れた。

 前半31分には湘南がネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入した結果、ノーゴールに。すると後半20分、ロングフィードに抜け出した松浦が右足ループを沈め、2-0。 横浜FCは開幕から13試合勝利がなかったが(3分10敗)、待ちに待った瞬間を迎えた。

 さらに、この試合で今季初のクリーンシートを達成。前節の清水戦(△1-1)でJ1デビューを飾った22歳GK市川暉記は的確にハイボールを処理し、ビッグセーブでチームを救った。

「きょうは特に、みんなの気持ちが出たことが無失点につながった」とチームメイトに感謝した市川は「ここから波に乗って、絶対に降格しないように、それ以上にいけるように頑張っていきたい」とサポーターに宣言。早川監督は「現実はまだまだ最下位。ここから上がっていかなければいけないですが、ただ、その一歩にはなったと思う」と巻き返しを誓った。

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