beacon

トゥヘル「フットボールは手で扱っても良くなったのか」失点直前に相手のハンドがあったと主張

このエントリーをはてなブックマークに追加

トーマス・トゥヘル監督が相手のハンドを主張

 チェルシー指揮官トーマス・トゥヘルが、FAカップ決勝後にコメントを発している。

 現地時間15日に行われたFAカップ決勝チェルシーvsレスター・シティの一戦は、後半18分に決まったユーリ・ティーレマンスのミドル弾が唯一のゴールとなり、0-1で決着。レスターはクラブ史上初のFWカップ戴冠となった。

 チェルシーにとってはファイナルで惜しくも屈する形となったが、指揮官トゥヘルは試合後、ティーレマンスのゴール直前に、アジョセ・ペレスのハンドがあったとして不満を示した。

「失望はしているがパフォーマンスは悪くなかった。このレベルの戦いで勝つには運も必要だ。今日はそれが自分たちに向かなかったね。我々のゴールは認められなかったからね。この結果を受け入れるしかない」

「ただ、レスターがゴールをした直前、明らかなハンドがあった。選手たちはハンドだと主張したが認められなかった。アーセナル戦でもハンドと判定されるべきシーンはあったが、拾われなかった。そして今日、この試合でもだ」

 指揮官が語ったアーセナル戦のシーンは、ジョルジーニョのバックパスをケパ・アリサバラガがゴールライン上で、手でかき出したもの。これは本来ならGKのハンドで間接FKと判定されてもおかしくないケースだが、アーセナルがそのまま流れでネットを揺らしたため、バックパス処理のハンドとはならず、そのままアーセナルの得点が認められた。試合はこれが決勝点となり、チェルシーは0-1で敗れていた。

「私はハンドボールの専門家ではない。ただ、オンプレー中、明らかに手で扱ってファウルと思われる状況でも、ジャッジはしっかり裁いてくれないものだね。あれがファウルでなければ、いつファウルと判定するのかわからないよ。それともフットボールは手で扱っても良くなったのかな。私にはそれがさっぱり理解できない」

 ドイツ人指揮官は結果を悔やみながら「とにかく運が悪かったということなんだろう。トロフィーを手にできる保証はどこもない」と続け、FAカップ優勝を逃した結果について悔やんでいる。

●プレミアリーグ2020-21特集
●FA杯2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP