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首位新潟が開幕14戦目で初黒星!! 序盤2ゴールの町田、最後は5バックで猛攻耐え抜き勝利

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DF三鬼海とMF太田修介がゴール

[5.16 J2第14節 町田2-1新潟 Gスタ]

 J2リーグは16日、第14節を各地で行い、首位のアルビレックス新潟が敵地でFC町田ゼルビアと対戦した。今季は開幕から13戦無敗を続けていた新潟だったが、開始40秒で先制点を奪われると、前半11分にも追加点を献上。後半に1点を返したが1-2で敗れ、今季初黒星を喫した。

 3層構造のバックスタンドが完成し、装い新たになった町田GIONスタジアム。ホームの町田は3430人の観衆の前で早々に試合を動かした。

 前半開始直後、町田はキックオフから一度もボールを奪われずに右サイドを攻め込むと、DF奥山政幸のグラウンダークロスをMF吉尾海夏が収め、マイナス方向に折り返しのボールを供給。これに後方から飛び込んできたDF三鬼海が反応し、豪快なミドルシュートを突き刺した。

 開始40秒で先制点を奪った町田はさらに前半11分、再び右サイドを崩して追加点。左を起点にMF平戸太貴、MF高江麗央、奥山とつないだボールが吉尾に入ると、ゴール前に送り込まれたハイクロスにMF太田修介が反応。右足で合わせたボールが相手に当たって軌道が変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。吉尾はこれで2アシストとなった。

 今季初めて先制点を与えた新潟にとっては苦しい展開。最終ラインを起点にボールを握って左右に揺さぶるも、なかなかシュートに持ち込むことができない。前半44分には右サイドを駆け上がったMF高木善朗のクロスに古巣対戦のFW鈴木孝司が合わせるも、GK福井光輝が横っ飛びでファインセーブ。ファーストシュートがゴールにつながらず、2点差でハーフタイムを迎えた。

 それでも後半は一転、新潟が勢いを持って攻め込む。まずは6分、中盤を起点としたショートカウンターからMF本間至恩がDF堀米悠斗とのワンツーでゴール前に攻め上がり、ダイレクトシュート。これはまたしても福井のビッグセーブに阻まれたが、厚みのある攻撃を展開して1点を返した。

 後半15分、新潟はGK阿部航斗のゴールキックを起点に短くつないで町田を揺さぶると、長いボールを使った攻撃が相手にクリアされても、すぐさま再び奪い返して攻撃を継続。するとそのまま攻め続けて迎えた同17分、高木の浮き球パスが右サイドのDF藤原奏哉に入ると、クロスボールが左サイドのDF堀米悠斗に渡り、角度のないところから弾丸シュートを突き刺した。

 1点を返された町田は後半21分、町田は連続で獲得した左コーナーキックから平戸が直接突き刺すも、ゴール前でファウルがあったとしてノーゴールの判定。同39分、新潟は左サイドの大外でクロスを受けた高木が角度のないところから狙ったが、福井の正面を突いた。そのまま5バックで最終ラインを厚くした町田が守り切ってタイムアップ。新潟は今季初黒星を喫し、2位の琉球と勝ち点33で並んだ。

(取材・文 竹内達也)
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