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久保建英が苦境ヘタフェを救った!! 今季初ゴールで1部残留決める

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MF久保建英が決勝ゴール

[5.16 ラ・リーガ第37節 ヘタフェ 2-1 レバンテ]

 ラ・リーガは16日、第37節を各地で行い、MF久保建英所属のヘタフェレバンテに2-1で勝利した。途中出場の久保が同39分、果敢にしかけたドリブルシュートで決勝弾。待望の今季初ゴールでヘタフェの1部残留を決めた。

 試合は立ち上がりからヘタフェペースとなり、先に決定機を迎えた。前半9分、敵陣でMFネマニャ・マクシモビッチがボールを奪うと、スルーパスに反応したFWアンヘル・ロドリゲスがペナルティエリア内でMFミカエル・マルサのチャージを受けて転倒。それでも主審のホイッスルは鳴らされず、プレーが切れたタイミングでVARのチェックを終え、PKなしで再開された。

 それでも前半13分、ヘタフェはまたしても高い位置でプレッシャーをかけると、FWエネス・ウナルとサンドしてボールを奪ったMFマルク・ククレジャが左サイドをえぐり、マイナス方向にクロスを供給。後方から走り込んだMFカルレス・アレニャが左足ダイレクトでグラウンダーのシュートを突き刺し、早々に先制点を奪った。

 幸先の良いスタートを切ったヘタフェだったが、前半23分にアクシデント。立ち上がりから攻撃を牽引していたA・ロドリゲスが鼠蹊部を痛めてプレーを続行できず、FWハイメ・マタとの交代でピッチを退いた。レバンテは前半28分、スルーパスに抜け出したFWアレハンドロ・カンテロが左足で狙ったが、ゴール左に外れ、ヘタフェは命拾いとなった。

 それでも前半30分、レバンテはMFホセ・ルイス・モラレスからの浮き球パスをMFホルヘ・デ・フルートスがうまく落とし、MFゴンサロ・メレロが右足ダイレクトで狙い、GKダビド・ソリアが触れたボールがゴールイン。直前にファウルの可能性があったとしてVARチェックのため試合が一時中断したが、ゴールが認められて試合は振り出しに戻った。

 ヘタフェは前半37分、ククレジャのスルーパスに抜け出したDFマティアス・オリベラがゴール前に折り返し、J・マタがダイレクトで狙ったが、シュートはクロスバーに直撃。1-1の同点でハーフタイムを迎えた。

 他会場では降格圏のバジャドリーが0-4、エルチェが0-1、エイバルが1-4でリードされているため、ヘタフェはこのまま終われば引き分け以上で残留が決まるという状況。ホセ・ボルダラス監督は後半11分、最前線のE・ウナルに代わってDFアラン・ニョムを入れ、やや守備的な采配に踏み切った。

 それでも1-1のまま迎えた後半30分、降格圏のエルチェが逆転したという情報が入ったか、ボルダラス監督は久保とFWクチョ・エルナンデスらを入れ、再び攻撃にギアを入れる。すると同39分、久保は相手のパスを敵陣でカットすると、ドリブルでゴール左斜め前に侵入して左足を一閃。強烈なシュートをゴールに突き刺した。

 ユニフォームを脱いで喜びを爆発させた久保にとってはこれが今季初ゴール。この一撃が決勝点となり、降格圏との勝ち点差を4に広げたヘタフェが来季の1部残留を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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