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逆転で五輪行きの可能性は…反町技術委員長「今回の活動は最終選考の意味合いが強い」

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 6月の国際親善試合に向けたU-24日本代表メンバーが発表された。今回の活動に招集されたのは27選手。オーバーエイジの3選手を除くと、東京五輪世代の選手が24選手となる。基本的には、この選手たちが東京五輪本大会メンバーの15枠を争うことになりそうだ。

 森保一監督が「オーバーエイジの選手も参加という方向で考えている」と語っていたように、20日に発表されたU-24日本代表のメンバーには、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)の3選手がオーバーエイジとして選出された。指揮官が「本大会も戦ってもらいたい」と語ったように、東京五輪本大会メンバー“内定”が出されている。

 五輪本大会は18人しか登録メンバーの枠はなく、3枠がオーバーエイジで埋まると、五輪世代の枠は15枠しかなくなる。バランスを考えると、GKは2人選出されることとなり、フィールドプレーヤーにとってはより狭き門となる。

 7月22日に五輪本大会の初戦・南アフリカ戦を迎える。それ以前の活動は、今回の活動を除けば、本大会直前の7月12日と同17日に組まれたキリンチャレンジ杯のみ。だからこそ、「今回の活動は最終選考という意味合いが強い」(反町康治技術委員長)。

 森保監督も「6月の活動は五輪に向けての選考の場だと考えているし、同時にオーバーエイジを含めて強化の場だと考えている」と語ったように、今回の活動に参加した選手から五輪本大会のメンバーが選出される可能性が高そうだ。

 だが、今回招集外となった選手の可能性がゼロになるわけではなく、指揮官も「全てここで決められるということでもない状況が生まれる可能性もある。その場合は、さらにラージリストはあるので、その中から力のある選手を、状況に合った選手を招集することもあり得る」と話している。

(取材・文 折戸岳彦)
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