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38歳・川島永嗣との契約を延長すべき?23試合出場の“元”3番手GKの去就に地元紙が注目

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GK川島永嗣の去就に地元紙が注目

 ストラスブールは、GK川島永嗣との契約を延長するべきなのだろうか。地元紙『ALSA’SPORTS』が現在38歳のベテラン守護神の状況に注目している。

 2018年夏に同じリーグアンのメスから加わり、ストラスブールでの最初の2シーズンは第3GKとして過ごした川島。だが、今季はプレシーズンで正GKマッツ・セルスがアキレス腱の断裂で長期離脱を強いられると、続けて2番手のビングル・カマラは新型コロナウイルス感染が判明。シーズン開幕節、第2節ではそれまで同クラブで1試合にしか出場していなかった川島がゴールを守ることになった。

 その後、カマラが復帰するとともにベンチに置かれた川島だが、前者の再離脱で第11節から第30節まではリーグ戦22試合に連続出場することに。第31節のボルドー戦で正GKセルスが長期離脱からの復帰を果たすと、控えGKとしてベンチに座ったのはカマラではなく川島だった。また、先日には今度はセルスが新型コロナウイルス感染の陽性で再離脱を強いられ、今月16日の前節ニース戦には川島はまたもスタメンに名を連ねていた。

 そんな川島だが、今夏にストラスブールとの契約が満了となることで『ALSA’SPORTS』もその去就に注目。同メディアでは今季23試合に出場したGKについて、23日の最終節ロリアン戦先発も確実と見ている模様。

 同選手との契約延長は「彼のパフォーマンスや経験を考えれば懸命な判断だろう」との見方が述べられ、今シーズンのプレーについて「マッツ・セルスの不在時には日本代表はその代役としてそれなりの安定感を示し、38歳ながらトップレベルでクラブが彼や彼の経験に頼れることを証明した」とも指摘されている。

 また、記者がパフォーマンス以上にも高く評価するのはその姿勢のようだ。「代表では90キャップも記録するエイジ・カワシマは、ストラスブールで第3GKを務める考えに対して、しりごみするようなことは一度もなかった」と言及た上で、「延長の可能性はやや高いだろう」と予想し、「来シーズンもその豊富な経験をグループに持ち込み、マッツ・セルスが新たに離脱したときに再び助けになることができるだろう」と記事を締めくくっている。

 ちなみに最終節を前にストラスブールは入れ替えプレーオフの18位との勝ち点差1で15位に位置。なお、3人のGKがゴールマウスを守ったリーグ戦でのそれぞれの成績は、川島は8勝6分け9敗、カマラは2勝6敗、セルスは1勝2分け3敗となっている。

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