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バルセロナ、アグエロ獲得に向けて最終調整…CL決勝後に2年契約締結へ

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FWセルヒオ・アグエロはバルサへ

 今季限りでマンチェスター・シティーを退団するFWセルヒオ・アグエロの獲得に向けて、バルセロナが最終調整を行っていると、関係者が『ESPN』に語った。

 バルセロナはアグエロに2年契約を提示しており、5月29日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝マンチェスター・シティ対チェルシー戦の後、バルセロナに来る可能性があるという。

 来月で33歳になるアグエロは、賃金を大幅に下げることで合意しており、6月30日にマンチェスター・Cとの契約が切れるため、フリーエージェントとして加入することになる。

 バルセロナは昨夏、FWルイス・スアレスがアトレティコ・マドリーに移籍して以来、ストライカーを探している。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はFWアーリング・ホーランドの獲得を望んでいたが、バルサの財政状況を考えると、現実的ではない。ラポルタ会長はアグエロの経験値の高さや、移籍金が不要であることから、アグエロの獲得はバルセロナにとって大きなチャンスだと考えている。2014年にもアグエロの獲得に近づいたが、当時は代わりにスアレスを獲得した。

 関係者によると、アグエロには他にも重要なオファーがある一方で、バルセロナに移籍するべく賃金を下げる意思があるようだ。さらに、バルセロナはアグエロの加入がFWリオネル・メッシの契約更新を説得するのに役立つとも考えているという。来月で契約が切れるメッシは、まだバルセロナとの新契約を結んでいない。

 また、バルセロナは今夏、来シーズンに向けて攻撃陣の補強を図るため、リヨンのFWメンフィス・デパイに注目しているという。

 ロナルド・クーマン監督がデパイの獲得を要求していたが、デパイの獲得の可能性は、クーマン監督が続投するかどうか、あるいはアグエロの獲得が進むかどうかとは関係ないと、関係者は『ESPN』に語っている。

 バルセロナは2021-22シーズンに向けて、少なくとも2人のストライカーを獲得したいと考えており、クラブ幹部は、長期的に攻撃をリードできる若手ストライカーの獲得を検討しているという。

 バルセロナはその他にも、ベンフィカのFWダルウィン・ヌニェス、レアル・ソシエダのFWアレクサンダー・イザックという2人の若手と、ビジャレアルのFWジェラール・モレノの動向を注視している。

 ラポルタ会長は18日、今後数週間のうちに「更新プロセス」が始まると述べたが、どうやらアグエロの獲得から始まるようである。

 一方、バルセロナはマンチェスター・Cとの間で、DFエリック・ガルシアの獲得についても交渉を進めている。ガルシアもアグエロと同様に、来月でエティハドでの契約が切れるため、フリーでの加入となる。

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