マンチェスター・シティはトッテナムFWハリー・ケインの獲得に向けて今夏、ライバルを圧倒する準備をしていると報じられている。

『エクスプレス』によると、ケインはタイトル獲得のため、トッテナムの退団を希望している。ケインは2度のリーグ杯決勝に進出し、2019年にはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝まで進んだものの、結局は主要なトロフィーを獲得できていない。

　ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプレミアリーグを支配しているシティは、ケイン獲得に動き出している。

　マンチェスター・Cはケインを獲得できる世界的に数少ないクラブのひとつだ。マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リーグアンのパリSGもケインを狙っているが、シティは最低でも1億2,000万ポンド(約約154億2000万円)の移籍金を用意するという。

　ケインはトッテナムで、週に20万ポンド(約3088万円)ほど稼いでいると言われている。

　マンチェスター・Cは今夏、得点源であるFWセルヒオ・アグエロの退団が決まっている。『デイリー・スター』によると、グアルディオラ監督はケインを理想的な後継者と見ているようだ。

　トッテナムのダニエル・レビー会長は、トップリーグのライバルへの売却を望まないと言われている。

　しかしケインとしては、今年中に退団する紳士協定を結んでいると考えているようだ。レビー会長は昨夏、シティからの要求を拒否している。

　ケインは元イングランド代表監督のガリー・ネビル氏とのインタビューで、自分の将来についてレビー会長と「正直な」話をしたいと明かしている。

　今季32得点を挙げたケインは、契約期間がまだ3年残っているにもかかわらず、自分がカードを握っていると考えている。

「僕としては、間違いなく話し合いがあると思っている」

　今週はじめ、退団希望のニュースが流れる前に撮影されたインタビューで、ケインはネビル氏にこう語った。

「僕たちが十分に良い関係であることを願っている。16年経った今、正直に話し合えることを願っているよ」

「僕はこのクラブに人生の16年間を捧げてきたんだ。だから正直に話し合って、自分たちの立場を確認したいと思っている」

「自分のキャリアの最後に、後悔を残したくない」

「だからできる限りベストを尽くしたい。前にも言ったけど、キャリアの残りをトッテナムで過ごすとは言っていないし、離れるとも言っていない」

「僕は自分のキャリアがまだまだ残っていると感じている。あと7、8年はできると思う。何も急いではいない。何かをしようと必死になっているわけじゃないよ」

「自分にはまだできることがあると感じている。これまでよりもさらに良くなることができると思っているんだ。今の自分よりも、良い数字を出せるとね」

「自分がベストでありたいという気持ちを隠すつもりはない。ロナウドやメッシが到達したレベルに挑戦したい。そう言うことに躊躇はないよ。それが僕の究極の目標だから」

「僕の目標は、毎シーズン、50、60、70ゴールを決めることだ。」

「それが自分にとってのスタンダードになるようにしたい」

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