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山下、樋口で逆転成功!! 上位対決を制したのは3位鳥栖、公式戦10戦無敗の相馬鹿島を撃破

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サガン鳥栖MF樋口雄太

[5.22 J1第15節 鳥栖2-1鹿島 駅スタ]

 J1リーグは22日、第15節を各地で行い、鹿島アントラーズサガン鳥栖の上位対決は2-1で鳥栖が制した。

 勝ち点28で3位の鳥栖が、勝ち点24で6位の鹿島を迎えた一戦。鳥栖は前節の大分戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、U-24日本代表に選出されたFW林大地に代わってMF本田風智を入れた。一方、消化試合数が一つ少ない鹿島はここで勝てば上位争いに食い込めるというなか、前節の横浜FM戦(○5-3)から1人を変更。出場停止のDF常本佳吾に代わってDF広瀬陸斗を起用した。

 先に試合を動かしたのは鹿島。前半14分、中盤で獲得したFKをMF三竿健斗がクイックリスタートで前に送ると、巧みな身のこなしでマークを外したMF土居聖真がスルーパスを配給。自慢のスピードを活かして抜け出したMF松村優太がゴール右斜め前から果敢に狙い、DFエドゥアルドに当たったボールがゴールマウスに吸い込まれ、早々に先制した。

 対する鳥栖は前半29分、DF飯野七聖が巧みな持ち出しでMFレオ・シルバとMF荒木遼太郎の間を抜いて右サイドを駆け上がるが、ゴール前を狙った鋭いグラウンダークロスはU-24日本代表に選出されたGK沖悠哉がファインセーブ。鹿島は同45分、荒木のハイクロスにMF白崎凌兵が頭で合わせるも、ボールはクロスバーに弾かれた。

 ホームの鳥栖は1点ビハインドで後半へ。それでも5分、早い時間帯で同点に追いついた。左サイドに開いたDF中野伸哉のスルーパスにMF中野嘉大が抜け出すと、高い位置からグラウンダーでのクロスを配給。これを鹿島のGK沖がキャッチし切れず、こぼれ球に詰めたFW山下敬大が決めた。J1初挑戦の山下はこれで今季8ゴール目となった。

 鳥栖は後半13分、本田に代わって林を投入。対する鹿島も同19分、松村と広瀬に代わってFW上田綺世とDF小泉慶を入れ、互いに攻撃のスイッチを入れる。

 それでも次に試合を動かしたのは鳥栖だった。後半33分、大きくサイドに振った攻撃からペナルティエリア右でMF仙頭啓矢がボールを収め、折り返しのボールにMF樋口雄太。腰を捻ってフルスイングしたシュートがゴール左隅に突き刺さり、勝ち越しに成功した。このゴールが決勝点となり、鳥栖が勝ち点31に到達。一方の鹿島は相馬直樹監督の就任後、公式戦11試合目で初黒星となった。

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