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駒澤大「力負け」…J2相模原に完敗「学生らしく戦えていなかった」

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[5.22 天皇杯1回戦 相模原3-1駒澤 レモンS]

 3年ぶりに本戦の舞台に進んだ駒澤大だが、SC相模原に1-3で敗れ、初戦で姿を消すことになった。「力負け。もうちょっといい試合が出来ればなと思ったが、我々の力では足りなかった」。秋田浩一監督は素直に完敗を認めた。

 課題の立ち上がりで出端をくじかれた。前半5分、相手GKのロングキックの競り合いに対し、DF猪俣主真(4年=三浦学苑高)が飛び込むと、FW安藤翼に入れ替わられてしまう。その流れからMF和田昌士に繋げられたボールを決められて先制点を許した。

 さらに前半終了間際の同点弾で勢いを持って入りたかった後半開始直後にも、カウンターから左右に振られ、最後はFWユーリに押し込まれてしまう。試合終了間際にはクリアしきれなかったボールをFW中山雄希に豪快に決められ終戦。試合運びの面でもプロとの差を感じさせられた。

 3年前の大会でも駒大は初戦でザスパクサツ群馬に1-2で敗戦。Jクラブ相手に勝ち切ることができなかった。翌年の法政大、昨年の筑波大がみせたような快進撃を、とイレブンも意気込んでいたが、プロクラブの厚い壁に跳ね返された。

 主将の猪俣は「学生らしく戦えていなかった」と反省する。「自分たちに甘さ、奢ってしまっていた部分があった」という。教訓として得たのは「大事な部分で負けない」ということ。「(相模原は)試合の大事な部分を分かっていた。そこは大きな差。大事な部分で負けないことを意識してやっていきたい」と成長の糧とすることを誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
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