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クロップ「負傷者が多ければシティだって優勝は無理だった」今季の離脱者続出を悔やむ

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離脱者の続出を悔やむユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、プレミアリーグ最終節クリスタル・パレス戦前の会見でコメントを発した。

 アウェーでの前節バーンリー戦で3ゴールを決めて勝利を収めたリバプールは、1試合を残して4位に浮上。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得に大きく近づいた。

 DFフィルヒル・ファン・ダイクやDFジョー・ゴメスなど、守備陣が次々に離脱したことから選手のやりくりに苦労し、一時は上位争いから離されたリバプール。指揮官は今季の状況を踏まえ「(マンチェスター)シティだって3人のMFを負傷で欠いたら、タイトルは難しかっただろう」と語った。

「それは(マンチェスター)ユナイテッドもそうだ。シーズンを通じて負傷者が相次いだら、いつもどおりに戦うことさえ難しい。ネガティブな要素を切り離して戦うことはとても困難なんだ」

「もちろん説得力の伴う改善ではなかったかもしれないが、リバプールは懸命に戦ってきた。MFをDFとして起用したりね。選手たちは準備ができていなかったかもしれない。それでもそのような戦い方をするしかなかった」

「我々は突如としてリズムを失った。フットボールは多くの人が一緒に働くオーケストラのようなもの。1つ失ったら誰かがカバーできるかもしれないが、2つ失うとそれは一気に難しいものとなる」

 指揮官は「前から言っていたように、今季は離脱者が多かった。それだけにチャンピオンになれるような状況ではない。これは誰にとってもノーチャンスだった」と負傷者の続出を悔やんだ。そして最終節のクリスタル・パレス戦での勝利と来季のCL出場権確保を誓った。

「困難を乗り越えてここまでやってきた。日曜の試合では何としても勝利したい。そして来季のCL出場を確定させたい。それだけだ」

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