[5.23 J2リーグ第15節 千葉 1-1 町田 フクアリ]

　ここ3戦無敗(2勝1分)と調子は上向きだ。しかし、ホーム2連勝を狙った町田戦は1-1のドローに終わり、ジェフユナイテッド千葉の尹晶煥監督は「勝ち点3を取るためにもっとゴール前の崩しが必要」と振り返った。

　前半17分にセットプレーから先制点を献上するだけでなく、前半は町田にボールを保持される展開となり、なかなか攻撃の形を作れなかった。だが、同42分に一瞬の隙を突き、MF米倉恒貴のクロスをMF見木友哉がヘディングで突き刺し、試合を振り出しに戻した。

「相手のセットプレーに対して準備していたが失点してしまったのは残念。前半に追い付けたが、つなげていない中での得点だったので、それが選手たちの力になった」

　一進一退の攻防が続いた後半は選手交代も使い、流れを引き寄せようと試みたが、勝ち越しゴールを奪えずに1-1のドロー。「選手たちは90分間集中してやってくれた。追い付いてから失点せずに勝ち点1をもぎ取ったのは肯定的に考えていい」。

　4戦無敗となったものの、ここ2試合は引き分けに終わり、思うように勝ち点を上積みできていない。「今は負けてはいないが、勝ち点3を取るためにもっとゴール前の崩しが必要だと思う。良くなった部分は確実にあるが、細かい部分の修正が必要。次の試合に向けて準備したい」と次戦・大宮戦での必勝を誓う。

(取材・文　折戸岳彦)

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