beacon

3位リバプール、4位チェルシーがCL出場権獲得!! レスターは逆転負けで涙…23点のケインが単独得点王に

このエントリーをはてなブックマークに追加

 プレミアリーグは18日、最終節を行い、3位となったリバプール、4位となったチェルシーが来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

 前節終了時点で3位のチェルシー(勝ち点67・得失差+23)がアストン・ビラ、4位のリバプール(勝ち点66・得失差+24)がクリスタル・パレス、5位のレスター・シティ(勝ち点66・得失差+20)がトッテナムと対戦した。

 まずチャンスを迎えたのはレスター。前半15分、PA内に持ち込んだFWジェイミー・バーディーがDFトビー・アルデルワイレルトに倒されると、一度はプレーが続行されたものの、VARが介入した結果、ファウルがあったとしてPKを獲得する。このPKをバーディー自らが沈め、レスターが先制に成功した。

 次に試合を動かしたのはリバプールだ。前半36分、DFアンドリュー・ロバートソンが蹴り出したCKの流れから最後はFWサディオ・マネが蹴り込んで、スコアを1-0とした。

 ゴールをなかなかこじ開けられないチェルシーは、前半43分にCKの危機を迎えると、サインプレーからFWベルトラン・トラオレに決められてアストン・ビラに先制を許して前半を折り返す。1点を先行したレスターも前半41分にFWハリー・ケインに決められ、1-1に追い付かれて後半へ。唯一、リバプールがリードを奪ったまま前半を終えた。

 前半終了の段階で3位にリバプールが浮上し、チェルシーが4位に順位を落とし、レスターが5位という状況で運命の後半へと向かう。

 すると、後半6分にレスターが勝ち越しに成功。PA内に走り込んだバーディーがDFダビンソン・サンチェスのファウルを誘い、再びPKを獲得。このPKをバーディーが沈め、2-1と勝ち越しに成功。この段階でチェルシーをかわし、レスターが4位に順位を上げる。

 そのチェルシーは、後半6分にPA内でトラオレをMFジョルジーニョが倒してしまい、アストン・ビラにPKを献上。キッカーを務めたFWアンワル・エル・ガジに決められ、2点のビハインドを背負うことになった。しかし、同25分にFWクリスティアン・プリシッチのクロスをDFベン・チルウェルが左足で蹴り込み、1点差に詰め寄る。

 後半31分にはレスターに悲劇。FWソン・フンミンが蹴り出したCKに反応したGKカスパー・シュマイケルが、まさかのパンチングミス。シュマイケルに触れたボールは自ゴールに収まり、オウンゴールでトッテナムに追い付かれてしまう。この段階でレスターは5位に、チェルシーが4位となる。

 1点をリードしたまま試合を進めるリバプールは後半29分、右サイドのFWモハメド・サラーからパスを受けたマネの左足シュートが相手選手に当たりコースが変わってゴールを陥れ、リードを2点差に広げる。

 何とか勝ち越したいレスターだが、後半42分と同アディショナルタイムにFWガレス・ベイルにゴールを許して万事休す。2-4の逆転負けを喫して、5位でシーズンを終えることになった。アストン・ビラに追い付けなかったチェルシーは1-2で敗れたものの、4位でCL出場権獲得。クリスタル・パレスの反撃を許さなかったリバプールは2-0の完封勝利で3位フィニッシュを決め、チェルシーとともにCL出場権を獲得した。

 なお、得点王には最終節前まで22得点でサラーと並んでいたケインが最終節で1ゴールを奪い、23得点で単独得点王に輝いた。

●プレミアリーグ2020-21特集

TOP