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アグエロ2発で有終の美! マンCを去るエースにペップ涙「このクラブがここに来るまで、彼が頑張ったんだ」

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FWセルヒオ・アグエロが2得点で有終の美

 マンチェスター・シティは23日にプレミアリーグ第38節を行い、エバートンに5ー0で快勝。4点目と5点目は退団を表明しているFWセルヒオ・アグエロが決めた。

 すでに優勝を決めているシティは、前半11分にMFケビン・デブライネが、14分にはFWガブリエル・ジェズスが得点。さらに2ー0で前半を折り返すと、後半8分にもMFフィル・フォーデンが3点目を決めた。

 ベンチスタートのアグエロは後半20分に投入された。するとその6分後、アグエロはMFフェルナンジーニョが奪ったボールを拾い、そのままPA内に進入。2選手をかわしながら右足アウトサイドで技ありのシュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。

 さらに後半31分には右サイドからの大きなクロスを、ヘディングシュートでゴールで叩き込む。ダメ押しの5点目はシティでの公式戦260得点目。節目のゴールで退団に華を添えた。

 2011年にシティに加入したアグエロは、その得点能力を開花させ、数々のタイトル奪取に貢献。ビッグクラブになるまでの成長過程で大きな存在感を示してきた。しかし、今季限りでの退団をすでに表明していた。

 試合後、アグエロは『スカイスポーツ』のインタビューに回答。「私はストライカーだ。役割はゴールを決めること。最後の試合で、2ゴールを決められて素晴らしいよ」と喜びを語る。加入初年度に44シーズンぶりのリーグ優勝を成し遂げたことを振り返り、「最初のタイトルは、クラブにとっても私にとっても最も重要だった。そこから多くのタイトルを獲得し始めたんだ。ひとつのクラブに10年いることは簡単ではない。とても嬉しいことだし、名誉です」と思い出を口にした。

 試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督は涙を流しながら『スカイスポーツ』のインタビューに回答。「みんな彼のことを愛している。全員にとって特別な人間なんだ。何者にも代えることはできない」とその思いを吐き出した。

「彼は本当に助けてくれた。ジョー・ハートやダビド・シルバとともに、このクラブがここに来るまで、彼らが頑張ってくれたんだ」

「完璧な終わり方だった。おとぎ話のワンシーンのようだ。とても良かった」

 また、試合後にグアルディオラ監督は『BBC』の『Match of the Day』に出演。アグエロの新天地に触れ、「たぶん、彼は私の心のクラブであるバルセロナとの契約が近づいているはずだ」と明かした。「史上最高の選手、メッシと一緒にプレーすると思う。きっと楽しいだろう。バルセロナは彼とともにまた強くなるかもしれないね」と新たな活躍に期待を寄せた。

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