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レバークーゼン田中美南は首位バイエルンと対峙「フィジカルだけじゃない。強いんだけど、上手い」

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FW田中美南はフル出場

 レバークーゼン(女子)は23日のブンデスリーガ第21節でバイエルン(女子)と対戦し、0ー4で敗戦。FW田中美南はフル出場した。

 首位を走るバイエルンは強かった。5位のレバークーゼンが試合に臨むも、前半36分に失点。0ー1で前半を折り返すと、後半12分、29分、42分とゴールを決められ、0ー4と大差をつけられた。首位バイエルンは2位ボルフスブルクと勝ち点2差。最終節の結果で、優勝が決まる。

 田中は今年2月に初の海外挑戦で、レバークーゼンに期限付き移籍をした。契約期間の6月まで残すところわずか。首位との対戦に「上手かったですね。崩し方とか引き出し方とか、一枚も二枚も上手だったので」と、試合を振り返る。

 序盤は拮抗状態も、失点からペースを握られた。田中は試合の入り自体には手応えを掴みつつ、「でも、考えられる分攻略してきたというか、スペースを見つけて相手がうまく立ち位置とってきた。後追いになっちゃって、そこから失点を続けて食らっちゃったという。それが結果に出ちゃったなという感じです」と内容を語った。

 守勢の時間が長かったが「個人的な感想でいえば、まあやれるなって思えた」とも。「チームとしてどうやってチャンスを作るのか、ボールロストもフリーなのに相手に渡しちゃったり。でも修正できたらチャンスを作れるって思ったので、そこは課題だなと思います」と修正点を見出している。

「スペースを見つけてボールが入れば、キープできる。形も何個か作ってたけど、あとはファウルで相手が止めざるをえないシチュエーションを作れたりもあった」

「その中でも自分のタッチで取られるシーンはあったので、そこを取られる回数を極力なくすというところと、ファウルやフィジカルで倒されないで、シュートシーンにつなげるというところは課題というか、難しいんですけど、向上心を持ってやらないといけないところだなと思います」

 首位バイエルンの印象について、田中は率直に「強いというか、まあ強いんですけど、うまい」と表現。「頭がいいというか、みんなクレバー。フィジカルだけじゃなくて、ちゃんとサッカーを知っているなという。でも、やってて楽しかったです。きつかったけど」と語る。「チャンピオンになるのにふさわしいチームだと思う。悔しいけど。でも、こういうクレバーでフィジカルもあるチームが、どんどん増えていけば、女子サッカーも盛り上がると純粋に思います」と強さを認めつつ、目標にふさわしい強豪として称えていた。

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