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愛される宮市亮…ザンクト・パウリ退団報告に大勢の仲間たち反応「レジェンド」「愛してるぜ」

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ザンクト・パウリを離れるMF宮市亮

 ザンクト・パウリ(ドイツ2部)は24日、MF宮市亮が今季限りでクラブを離れることを発表。本人によるインスタグラムでの退団報告に、ファンのほか、数多くのチームメイトやかつての同僚たちも反応している。

 2015年にアーセナルからザンクト・パウリに加入した宮市。ドイツではデビューシーズンからひざの十字じん帯の断裂など相次ぐ重傷に悩まされた。2018-19シーズンやその翌シーズンは大きなケガもなく充実した時期を過ごすも、昨年の6月から内転筋や腰の問題で今季第33節まで1試合もピッチに立つことができず。ついに復帰したハノーファー戦での17分間のプレーが最後となった。

 ザンクト・パウリは公式インスタグラムで「You’ll never walk alone」とお別れのメッセージをつづりながら、今夏に契約満了となる宮市ら3人やレンタル終了の選手たちの退団を発表。そして、その数時間後には宮市も自身のインスタグラムを通じてファンに退団を報告し、ドイツ語で次のように記した。

「愛おしいザンクト・パウリのファンたちへ。ザンクト・パウリの一員として味わせてもらった美しい6年間に感謝しています。信じられないほど素晴らしい年月は一生僕のハートの中に残るでしょう。この偉大なクラブ、そして何よりもこのファンタスティックなファンたちの前でプレーできたのは光栄です。残念ながら、今の状況では君たちファンに別れを直接告げることが許されません。いつも、非常に苦しい時も、常に僕のことを支えてくれた君たちには心から感謝します。この先、きっと君たちを恋しく思うでしょう! ありがとう。ハンブルクは今もこれからも茶色と白(ザンクト・パウリのチームカラー)です」

 そんな宮市のメッセージに対し、ファンに限らず数多くの仲間たちが反応。現ザンクト・パウリのメンバーではDFジェイムス・ローレンス、ルーカ・ツァンダー、フィリップ・ツィーライス、MFマービン・クノル、ルーカス・ダシュナー、フィン・オレ・ベッカー、アフェーズ・アレム、ダニエル・コフィ・キエレー、FWルイス・コールデス、イゴール・マタノビッチらから泣き顔の絵文字や「レジェンド」「愛してるぜ、兄弟」「君が恋しくなるよ、リョウさん」などメッセージが寄せられた。

 さらに過去にザンクト・パウリで宮市と出会った選手たちもリアクション。現在はライバルのハンブルガーSVに所属するジェレミー・ドゥジアクを始めとしレンタル中のMFケビン・ランクフォード(ウェーエン・ビースバーデン)、FWティボー・フェリンデン(フォルトゥナ・シッタート)、DFパク・イヨン(テュルギュチュ・ミュンヘン)、FWレンナルト・ティー(スパルタ・ロッテルダム)、長年チームホテルでルームメイトだったMFワルデマー・ソボタ(シロンスク・ブロツワフ)や昨年に現役生活を終えた元FWのサミ・アラギ氏らからもメッセージが届けられている。

 宮市はザンクト・パウリでの6シーズンで公式戦合計80試合に出場し、8ゴール9アシストを記録。負傷によりこれ以上の成績は残せなかったものの、一時は現役引退も懸念されたこともある同選手が示すどんな試練でも乗り越えるそのメンタルには、サポーターに限らずプレーヤーたちも心が打たれたようだ。

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