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冨安健洋の去就に影響は?ボローニャCEOが今夏の移籍市場に言及「コロナ禍では…」

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セリエAで戦うDF冨安健洋

 ボローニャのクラウディオ・フェヌッチCEOが24日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラディオ・アンキオ・スポルト」に出演し、チームについて語った。

 日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは今シーズン、セリエAで10勝17敗11分の成績で41ポイントを獲得。昨年と同じ12位でシーズンを終えた。しかしボローニャは終盤、7戦連続未勝利と成績が低迷。23日の最終節ではユベントスに1-4と大敗を喫し、後味の悪いシーズン閉幕となった。ボローニャCEOはシーズンを振り返りつつ、指揮官シニシャ・ミハイロビッチの今後の去就に言及した。

「確かにボローニャ対ユベントスは酷い試合だった。今シーズンは好不調の波があったが、最後にファンを喜ばすことができるよう願っていた。もう少し良い成績を収めることができたと思う一方、もっと悪い成績になる可能性もあった。我々と同等の戦力のチームが残留争いを演じたが、ボローニャは一度も争いに絡むことがなかったからね」

「ミハイロビッチとは、監督としてだけでなく、人間として特別な関係を築いている。契約期間は残り2年あり、進退が問われるようなことは何もない。シーズン終了後の4、5日間に熟考したいと思うのは指揮官ならみんな同じだろう。6月初めにチームの補強について議論をする約束をしている」

 ボローニャの今夏の移籍市場を巡っては、若手主力選手の放出の可能性が報じられており、冨安の去就にも注目が集まる。ボローニャCEOは、チームの成績やコロナ禍の現状を踏まえた方針をとることを明らかにした。

「今シーズンは好不調の波があったので、オーナーはさらにチームを補強する意向を示している。監督とも話し合い、可能なかぎり戦力アップを図りたい。次のメルカートもコロナ禍では特殊な状況になる。ヨーロッパサッカー全体の財政状況により、選手の移籍の際の評価額がさらに下落する可能性がある。したがって現状では、今シーズン、脚光を浴びた才能ある選手をメルカートで売却するより、新たな投資を行う方が理にかなっている。ボローニャはセリエAで最も若いチームの1つであるからね」

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