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大迫が語った来季所属先の条件「まずは欧州でFWとして使ってくれるチームを探す」

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日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)

 日本代表合宿に参加中のFW大迫勇也が取材対応を行い、所属するブレーメンの来季ブンデス2部陥落が決定したことによって注目される去就について「まずは欧州で、FWとして使ってくれるチームを探すのが第一」と語った。

 ブレーメンは5月22日のブンデス1部最終戦でボルシアMGに2-4で敗れて17位でシーズンを終了。来季は1980-81シーズン以来の2部に落ちることが決まった。ボルシアMG戦でベンチスタートだった大迫は、2点を追う55分からピッチに立ったが、ゴールを決めることはできず、最終的に今季はシーズンを通じて無得点。「(最終節は)チームが負けている中でなかなか出場時間がなく、歯がゆい時間だった。(今季は)スタートから出ることが少なかった」と残念がった。

 来季について聞かれると、「FWとして1年間試合に出たい。僕はそこで評価されるべき選手だと思うので、自分が求めるのはそこだけ。しっかりFWで出られるところです」と条件を挙げた。

 噂されるJリーグ復帰については言及しなかったものの、「まずは欧州」ときっぱり。ドイツ以外にもリーグの選択肢を広げる意向はあるようで、「FWが一番自信を持っているポジション」と、起用法にもプライオリティを置きたい様子だ。

 24日から始まった日本代表活動は6月15日までの約3週間でW杯アジア予選と国際親善試合の合計5試合を行う。「まずはしっかりと結果を残すことが第一。9月からの最終予選に向けて、最後にしっかりと今シーズンを締めることができるように、あとはケガなくできるようにしたい」と言い、「大事なのは今じゃない。W杯のときに世界に勝ち切れるようにしていかなければいけない」と前を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)
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