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遠藤航も売却候補に?コロナ禍で赤字のシュツットガルト、「やむを得ず」手放す可能性も…

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 シュツットガルトは、日本代表MF遠藤航を手放すことが考えられるのだろうか。ドイツ紙『ビルト』がクラブの財政状況を挙げた上で、その可能性を指摘した。

 遠藤は欧州主要リーグでの初シーズンで、警告累積による出場停止のため欠場した最終節を除いて公式戦すべてにほぼフル出場。デュエル勝利数はリーグトップの記録を叩き出すなどでシュツットガルトの中心選手の1人として大きな存在感を発揮した。だが、そんな遠藤でもクラブは今夏に売却を検討しなければならないシナリオが考えられるようだ。

 『ビルト』はシュツットガルトがコロナ禍で被る損失を4500万~5000万ユーロ(約59億9000万~66億5000万円)と推定。それを補うためにも「少なくともトッププレーヤー1人、おそらく2人のスターを手放さなければならないだろう」と予想した上で、多額な移籍金を得られる売却候補の4人に遠藤の名も含めている。

 同紙はクラブとは2024年までの契約を残す28歳について、「複数のより大きなクラブがリストアップしているようだ」と格上のクラブが興味を抱いていると指摘。その一方で、「エンドウと彼の家族はシュツットガルトが居心地良い」とも伝え、本人は現在移籍を求めていない様子のため、その可能性はやや低いと見るようだ。

 なお『ビルト』が売却候補とする他のメンバーは今季ブレイクのオーストリア代表FWササ・カライジッチ、ボルシア・ドルトムント行きなどが伝えられるスイス代表GKグレゴル・コーベル、そして今季は離脱が続くも今夏のコパ・アメリカでアピールチャンスを迎えるアルゼンチン代表FWニコラス・ゴンサレス。彼らのうち2人までの今夏の移籍をスベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)がオファー次第で「やむを得ず」容認するかもしれない。
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