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「いいサッカーをすることに集中しました」ミャンマー監督、抗議デモの質問などに困惑

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[5.28 W杯アジア2次予選 日本10-0ミャンマー フクアリ]

 日本代表に大敗したミャンマー代表だが、アントワーヌ・ヘイ監督は「相手は最初から格上と分かっていた。選手たちは多くを学ぶことはできた。出来る限りを尽くした。大敗だったがそれに勝る貴重な経験が出来たと思います」と納得の表情で振り返った。

 ただでさえ7か月ぶりとなる代表戦だったが、調整は困難を極めた。現在、ミャンマー国内では軍事クーデターによる政治的混乱が起きており、今回の代表活動も辞退者が続出した。国軍の代表チームへの関与も疑われ、試合前にスタジアム入りする選手たちのバスに向けた抗議デモも発生。試合前の国歌斉唱時には、控え選手の一人が「独裁をやめろ」との意味を持つ3本指を立てるポーズを示していた。

 これらの動きについて試合後、指揮官に質問が飛んだが、3本指を立てた選手については「それは気づきませんでした」と述べ、抗議デモについても「彼らがどういう理由で集まっていたかは知らない。代表をサポートしようとしていたのか、政治的な意味だったのかは分からない。我々はサッカーに集中する立場。政治的な立場は取らない。私たちがやるべきこと、つまりいいサッカーをすることに集中しました」と話すにとどめた。

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